六甲アイランド美術館チュアーしてきた。
年末に「神戸の5大ニュース」に投票したらチケットが当たったのである。
(去年は神戸フィルのチケットだった。)
・・・と思っていたが、違うかった。なんやったっけ。
まあいいか。
まずは小磯良平記念美術館。
「絵の中の音を聞く」というコレクション企画展示が行われていた。
小磯氏の絵に楽器や演奏する人が描かれているものも沢山あるし、小磯氏や関連画家の作品で音が聞こえてくるものもあった。キリストの業績を伝える絵も。
西村元三朗「対話」は、絵と対話出来るように・・・と椅子が置かれていた。
椅子には座らずに見入っていたが、未来、文明が滅んだ後の世界みたいに感じた。
他のコレクション展でも、モデルさんの「こんなポーズでよいですか、先生?」みたいな声が聞こえてきそうな作品があった。
絵の対象と画家、絵と観る人、画家と観る人との会話もあるのだろう。
観ていて、知識があるから聴こえる音もあるのかも・・・と思った。
リュートって何やねん?じゃ楽器の音は聞こえないだろうし、日本海を見た事あるから、その記憶を元に荒波も音が聞こえるのかもしれない。
観賞する為の下地って無くてもなんとかなるかもしれないけど、あったらもっと幅広く面白く楽しめるのかもしれない。
そして神戸ファッション美術館。
神戸ゆかりの美術館はお休み中。春から「鋼の錬金術師」展があるみたい。楽しみ。
何の展示だろう?と思ったら「芳年 躍動の瞬間と永遠の美」展だった。
”最後の浮世絵師”と言われた、月岡芳年の初期~晩年の作品の展示である。幅広い。
勇猛な戦、怪異、美女、明治風俗・・・色々描かれている。
美女は艶かしいし、怪異はグロい。
残酷な絵がほんまにグロい。
血が生生しくて・・・人物描き上げた後で日本刀ですぱッと切ったら血が出てきた、みたいな。
或いは本物の血を散らしてそう、というか。(実際の血だったらあんなに鮮やかな紅ではないか・・・)
生生しさと細かさと色・形相がバの字に通じていくものがあるような、ないような。多分メンバーの皆さん好きだと思う、芳年。
目録欲しかった。
サイン会に手紙かなんかメッセージ書けたらいいなぁとポストカード、あとマステ買った。いつ使うねん・・・。