社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

別冊音楽と人 フジファブリック

「別冊音楽と人 フジファブリック」読んだ。

↑の写真は通常版だが会場限定版を買った。カードに付いてるサインは「直筆とはいえ印刷なんでしょ?」と思ってたらほんとに直筆でびつくり。
パーソナルインタビューと過去記事再録、3人のインタビューというか酒飲み話等。
冒頭のグラビアは「いつもこんな風に集まって曲作ったり、お腹空いたらご飯作って食べたりコーヒー飲んだりしてはるんやな」という感じである。ええな。
どのバンドも奇跡のような出会い方をして、絶妙なバランスで成立しているが、フジは特にそうかもしれない。
そうならざるを得なかったし、そうだったから続けていけたんだ、多分。
ちょっとかとをさんみたいなタイプが羨ましいなぁ、と思う。
ドカーンじゃなく、インタビュー中では”毒ガス”と喩えられているけど、他をあまり傷つけず、自分自身がしんどくならないように出せるって理想的な気がする。
(そうは言っても、まだ溜まってるもんはあるだろうし、本心はまだ言語化されてないのかもしれない。)
記事再録は残念ながら全部ではなさそう。
「MUSIC」の時も無かったっけか。「TEENAGER」の前後も無い。写真はあるのだが。
メジャーデビュー前後の、音人の後ろの方の記事1ページ+写真、みたいなのが無いのは仕方ないとしても。
確かに”全部”とは言ってない、でも読みたかったなぁ・・・其の分分厚くなって価格上がってもみんな買うよ。読むよ。
とはいえ何だか懐かしい。
ゆるいかトークはあのラジオのゆるいかのまんま。そりゃそうか。
それにしても不思議な3人だ。
3人の壁はあるけど、透過率99.9%、みたいな。一応壁はあるけどつーつー。
最後に「手紙」のフルスコアあるのがフジらしくて良いな、と。
言葉だけじゃなく、音・フレーズも受け止めてね、てか。
あゝバンドやりたい。

大丈夫だよ、音楽の方から手を離さないよ。離すもんか。

兎にも角にも、悲壮感漂わず読めてよかった。