社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

カルペ・ディエム/THE BACK HORN

「もしかして、あの時のあの人?」と気づく時、相手も「あの時のあの人かな」と考えていたりする。
こないだそういう事があった。
自分が”相手”の側で、言われて「ああ、やっぱりそうだったか」と。
面白いね。

さて「カルペ・ディエム」の話である。

複数形態で買うならそりゃあもうBlu-rayさ!なんだがレコーダーがBlu-ray再生してくれないので観られない。そもそもDVD積んでるし。。。
色の組み合わせで一番好きなのは初回限定盤Aだが、「心臓が止まるまでは」感があるのは通常盤だと思う。
岩岩の間からMVのあの謎のインドかどっかの神様みたいな2人が赤子抱いて出てきそう。

THE BACK HORNは何処まで行っても新しくあり、かつTHE BACK HORNである。
今回は山さん・光舟・マツががっしり”THE BACK HORNらしさ”を構築してるから、栄純がフリーダム、新しい事だってガンガン出来るぜ!
・・・なようで、よく聴くと栄純もTHE BACK HORNらしさを逸脱しない。
言葉数は段段増えていってるな・・・言葉と音の詰め方が今時な感じ。
とはいえ「心臓が止まるまでは」の「罵詈雑言土鍋で 三、四日煮込んで 頭からぶっかけたい クズ野郎」なんて栄純にしか書けない歌詞だろうし「一体全体膨満感 桃源郷は食い放題」らへんは歌うの楽しそう。

試聴会の時にこういう感想を書いていたけれど

・「金輪際」の”音の塊”感が半端ない。「カルペ・ディエム」の中で一番好きかもしれない。
・「ペトリコール」の「コネチカール」*1感。似てるんじゃないけど、まだ聴いてない人に「どんな曲?」って聴かれたら「コネチカール」思い出す、って言っちゃうかも。
・「ソーダ水の泡沫」はやっぱり名曲。「カルペ・ディエム」は全部名曲だけど。これはドラムレッスンに安心して持って行ける。(レベルとして挑戦出来るのかは解らないが。)
・「デスティニー」の背後の物語を想像したい。光舟の歌詞ってそういう”物語”を想起させられるのが多いが、此の曲は特に。
(とか書いてたら「skream!」のTHE BACK HORNスペシャルイシューにあったよ。)
・「I believe」は最新の栄純モード全開なんでは。
・「アンコールを君と」はほんっっっとにライブが楽しみだ!

此の時の印象とは、いい意味であまり変わらない。
でも「I believe」は後からじわじわ来てる。これライブで聴けなかったら泣く。
「ペトリコール」の冒頭「ひゅるり ひゅるり」のとこが凄い頭ん中で回る。
「鎖」のドラムがめたくそかっこいい。
フューチャーワールド」をお稽古のネタにすべきだったか。KORG Gadgetでやってみようか。(いつになるやら。。。)
「果てなき冒険者」の冒頭のシンセのとこ、変拍子じゃないのにリズム取れない。あのフレーズに集中して聴くと変拍子みたく聴こえる莫迦耳である。
やっぱり「アンコールは君と」はアンコールなのかな。本編の締めに聴きたい。

で、濃密でけったいで他に無ぇな!なんだけど、今回自分の日常に馴染むのが早かった。
変な言い方ですけど。
「新譜だ新鮮な曲達が無事聴けてありがてえありがてえ」が暫く続くかと思ってたんだが、ふと「ペトリコール」のフレーズが頭ん中回ったり、「罵詈雑言どっなべで~」と歌いたくなったりする。
新譜だけど、もっともっと前から聴いてて、最近また久しぶりに引っ張り出して聴いてる・・・みたいな感覚。

どうでもいいニュース:
ひとり「太陽の花」リクエスト祭りしてるけど、まだ1回しか流れないねぇ・・・聴いて欲しい。