社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

秋期限定栗きんとん事件(上)(下)

いろいろしんどい。

秋期限定栗きんとん事件」(上)(下)(米澤穂信創元推理文庫)読んだ。

前回、関係を解消した小鳩くんと小佐内さん、それぞれ恋人を作り、小市民として生活・・・とはいかず。
小山内さんと付き合う瓜野くんは新聞部員、学内行事を取り上げる”船戸新聞”に足りなくなって、市内の連続放火事件を追い始める。
少しずつエスカレートしている放火、瓜野くん達は法則性を見つけるが・・・。

全部小山内さんの差し金・・・と思ってしまった。全部ではなかった。あら。
散散放火起こってるけど、物語としてはそこはあっけない位なのかもしれない。
小山内さんが手のひら返すのも、彼女には重大だがあっけない理由。確かにいけませんな、それは。
彼女の”復讐”の怖さ。相当精神的に来るよな・・・って、これ後後に響いてくるんだろうか。
結局小鳩くんと小佐内さんはマロングラッセになれない、栗きんとんのように煮られて潰されて裏ごしされなきゃいけない。
小鳩くんと小佐内さんよりも小鳩くんと堂島くんの付き合いの方が気になる。
ちょいと険悪な感じじゃん・・・。