社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

帝都物語1 神霊篇

「虚実妖怪百物語」読んだ時に「帝都物語」観たいなぁと思っていた。
その後も時たま「帝都物語」の文字がTLに。
そして新札に渋沢栄一
このビッグウェーブに乗らいでか!
文庫版手に入らなかったので、図書館で借りてきた。
(「中国のこっくりさん」と「帝都物語」、貸出履歴なんかすげえな)

という事で「帝都物語1 神霊篇」(荒俣宏カドカワノベルズ)読んだ。
明治40年、帝都・東京を軍事的にも霊的にも最強とすべく秘密会議が行われる中、平将門の力を借りて復活させたい人やら物理学やら陰陽道やら。
暗躍する加藤保憲。主人公は加藤なのか、どうなのか。
流石に実在したとは思わんが、モデルとなった人物はいらっしゃったのだろうか、とは考えてしまった。
実在する人も架空の人物も入り混じってバトル・・・はこれからか。最後らへんでやっと霊能バトル的な。
秘密会議は軍人、物理学者、陰陽師で考えも思惑も違うだろうが、物理学者もなかなかとんでもないアイデア出してくるし(まァ地上よりは地下に作っていく方がいいよな・・・)、霊的な方面でもなかなか合わない。
思ってた以上に、”まだまだこれから”な感じである。
文章は敢えて古めかしてあるのかな。

どうでもいいニュース:
表紙に「傷みあり」とあったんだが、昭和60年の本がこれだけ綺麗な状態で図書館で借りられてるというのが凄いと思う。

9mm Parabelum Bullet~15th Anniversary~「東西フリーライブ」 at 大阪城野外音楽堂

平成最後にライブ観るのは、9mmのフリーライブであった。
もうメロンパンの話は止そう・・・と思ってると、卓郎MC曰く「何足もわらじを履いてる」方がオフィブログにメロンパンネタをお書きになるから、やっぱり「楽しみに行くぜ!待ってろメロンパン」てな事になっちゃうんだよ。

物販は欲しかった時計を通販にしたので、朝イチで行かずともよい。
・・・と適当に色違いツボツボ・ミミロル探しながら現地へ。

缶バッジのキラキラが可愛いとの事だが、ほんま可愛いな。思ってたより細かくキラキラしてて綺麗。(結局買った、チケット代無料だもの)
大阪城野音って3000人入るのマジで」という番号*1、木漏れ日の下アンコールの音漏れや周りのファンの方の会話をBGMに小説の拷問シーンを読む、何て優雅な午後の過ごし方なんだ!
割とクリアに聴こえる。ギターは滝だけめっさ分かる。
本番の方が滝の音が控えめ、全体的にも低音控えめに聴こえた。タムがトコトコ聴こえる感じ。

ギリギリ座席あるやん、と一旦確保したもののよく見たら予約席、気づいた時点で殆ど空いてないので後方の芝生ゾーンで観た。
禍福糾える縄の如し。よく観える。
それこそ金髪点点カメラマンの動きまで追えるくらい。どうでもええわ。
セットは鉄骨の梁が崩れたような、いや新たに組み始めたみたいに見える。

以下、ネタバレもくそも無いが、一応。(東京はTV放送あるみたいよ、大阪のは802で音源流れるのかねぇ)
他の方の感想拝読しつつ、思い出した都度だらだら書き足すに違いない。いつものことだ。

17:00を9分くらい過ぎた頃にSE、バックドロップが上がる。
セトリ→こちら
「名もなきヒーロー」までが爲川、新曲「Getting Better」から武田だったような記憶。出番の2曲くらい前からノリノリで観てはったんが見えた。
新曲は「カズ絶叫」・「滝タッピング」・「歌謡曲系メロ」という9mmおいしいとこどりな感じ。歌詞はわからない。
滝ちゃんが楽しそうに弾いてはるん観たら、それだけでこのライブ大成功だと思える。
実際、そうだろ。
去年の「カオスの百年」ワンマンの時みたいに、途中で「お前ソロ行け」みたいな事も無く。
ピロピロ弾きまくってはった、タッピングだと腕に負荷がかかりにくいのだろうか。
卓郎もすっごいいい笑顔だった、と思う。誰よりも楽しんでるかのような。
そういえばドラム習い始めてから初の9mm、実際にやるようになって尚更ちーちゃんの凄さが分かる。目で追いきれない。

爲川はフリーダム、放し飼い状態。滝ちゃんも動き回るのにぶつからないの凄い。
武田は例の”おおよそ1400mm、おおよそ直角”なのを観た。*2
1400mmどころか多分私の身長くらいあると思う。その他足捌きすごい。あれだけ弾きながら、さらさらっと。
フリーダムに動く訳じゃないが華がある、でもあくまでもサポートに徹してはる。9mmこそが華だ、と。
リストバンドはカズの長袖みたいな理由なのかな、HEREならジャケットの袖があるだろうし。
(と思ったがカズ腕まくりしてはったような)
去年・今年のライブ音源聴いては「どちらが滝でどちらがサポートか」とうんうん唸っていたが、分かりやすいのは元々の音の特性に依るのもあったかもしれない。
今日観てて、どちらがどちらなのかは爲川の方がよく解った。知らんけど。

大阪城野音は卓郎曰く「α波が出る」らしい。木々に囲まれてるもんね。α波ぶった切るようなライブなんだが。
卓郎NEWギター嬉しい模様。ジャズマスターみたいなかんじ?
3人とも15周年記念でNEWギター/ベースなのだそうだ。
デビュー当時は2万円のギターだったが、ESPが声をかけてくれてシグネチャーを作ってくれた。
すごく丈夫で折れない、2万円のはすぐ折れてたのに。
9mmインタビュー集によれば滝ちゃんとカズのは「兎に角丈夫に」という条件もあったような記憶がある、だから折れないで使えるんだね。
カズのベースは赤い照明を映して、とても美しかった。
(それを軽々とぶん回したり、床に置いて「ア゛アーッ」って絶叫してはる訳で)
「東京では話し損ねた」「大阪は商人の街だからいいよね」
楽器やってる人は宜しく・・・という事はあの滝モデルの薄いジャズマスター的な形のやつ、市販されるのか?期待するよ。買える値段ではないと思うが。

「Termimation」かな、何となく空を見上げたら、鳥が羽ばたいていくのが見えてしみじみした。
この季節のこの時間の野音似合うなぁ。
ほんまええもん観た。
平成最後に観るライブが今日で良かった。
それ以上は望み過ぎというものだ。

アンコールは4人。
東京は4人でやる曲があったと聞いていた(ブログで見て知っていた)が、大阪もあるのね!
「Lovecall From the World」は短いのでなるほど、それなら負荷少なくてよいのかも!と思ってたらさらに「(teenage)Disaster」とは。
オフィのセットリストにはアンコール曲が無かったのと、登場までちょっと時間かかってたとこから考えるに、土壇場で何をやるか決めはったんやろか。
状況によってある程度パターンは決めてたのかもしれないが。
4人という形にはこだわらない、とはいえ何時か何処かで4人で演るとこ観られるかな・・・と思っていたらこんなにすぐ機会がくるなんて。
凄いなぁ。
流石にダブルアンコールはなかろう、それを求めるのは酷だ。

という事で早々に帰宅。

どうでもいいニュース:
結局ツボツボもミミロルも色違いはゲットならず。ツボツボなんて姿すら見んかったぞ。

どうでもいいけどちょっとタメになるニュース:
今回のメロンパンはダンマルシェ、かりかり部分が美味しく、今のところ「2019年ベストメロンパン」である。

*1:後後の為に具体的に書いておくとAlmost 2400番台、入場時にギリ座席があるかどうか

*2:詳しくはHEREアプリ参照、4月からコラムが無料になったので武田コラムを開けば何故そんな事を言っているのかわかるよ!

今日のアリス・リターンズ、せっかくだから羽衣もやるぜ!

平成最後のドラムお稽古にキーボードお稽古だった。案外はしご出来るものだ。
ドラムは叩くフレーズが長くなるよ!色々フィルが飛ぶよ!
単に先生に9mm観に行く話したが「どんなバンド?」とご存知無いっぽいリアクションが返ってきて動揺してたから・・・ではないと思う。思いたい。
滑舌悪いからきゅーみりぱらべらむばれっとって聞こえなかったのかもだし、かみじょうちひろの名前を出せば通じたのかもしれない。
しかし全人類に問う、好きなバンドについて言葉だけで説明できるか?
恐らくそこら辺にお詳しくない方に、だ。
フラムでドツボってるうちに終了。手汗でスティックが滑る季節だ。。。

幸いキーボードの方はレミオらへんから「こんなん最近聴いてるんです」と持ち込んでいるので「明日9mm観に行くんですよねー」でだいたい通じる。
「昨日はフジ観てきたんですけどダイちゃん元気でした」で通じる。昔の話はもう少し伺いたいところである。
で。
「ガラスの街のアリス」のボーカルのエフェクトを一旦削除して掛け直す。
ピッチコレクト掛けて、あんじょう掛かったのを確認してからMIDIデータを繋げて・・・ってどがちゃがやったが、またおかしい。
MIDIデータですら対応出来ないくらい、音外してるんだろうなぁ、これ。
赤い電車」の時くらいの掛かり具合だと、すっげーケロってる。
それを逆手に取ってがっつりめにピッチコレクト掛けて、ロータリーにリバーブとエフェクト掛け倒す。
もっと掛けたかったが名前だけで選んだリバーブ(とか言いつつ名前忘れた)で音痩せしたっぽいので止める。

時間に余裕があったので「羽衣」の続き。
こちらはバスドラとタムを分けて入れる。タムはやけくそで入れて修正。
「羽衣」も前々回くらいに書き出しして聴いてみたが、変というかすっとこどっこいというか。一昨日きやがれ。勝手にしやがれ
もうちょっとピアノの音伸ばせたらなぁ・・・ボーカルを機械的にいじれるなら、ピアノの音だってモノホンではありえない位減衰させず伸ばせるだろうに。

次回→今日入れたとこを3回繰り返してる筈なので4回目のとこ、あとシンバル

どうでもいいニュース:
若干デスクリの話もしたので今日はこういうタイトルである。
アンサイクロペディアの関連項目に「キングクリムゾン」あるの、気が利いてるな。

FUJIFABRIC LIVE TOUR 2019 "FEVERMAN" at Zepp Osaka Bayside

いつもグランフロント大阪キルフェボンがディズニー・USJ並みの待ち時間なんで、今日は120分まではOKとするッ!と朝・・・というか11時頃に行ったら15分待ち、実質待ち時間ゼロだった。
この後ライブまでどうする?
タルトは非常に美味しかった。またスイーツ番長誘って行かねば。


今回は2階取れなかったので1階で埋もれながら。

SEは「FEVERMAN」をゆるくエキゾチックにした版に聴こえたが、どうか。
1曲目らへんからすーっと来た人が目の前で止まる。見えないので仕方ないから避けたら、その人も避けた方へ動く。
「・・・マイミク、ならへん?」と声を掛けそうになるシンクロ具合。あんまりうれしくない。
それはさておき、ライブはほんまに良かった。
「F」の曲達というのは”らしさ”も”新しさ”もあるけど今までの積み重ねなんだな、としみじみ思う。
「破顔」もダイちゃんはギター。今更だがダイちゃん用をダイちゃん仕様にメンテしてるのかな。何のこっちゃ。
また歩き出すよ、って歌に聴こえた。
「LET'S GET IT ON」のギターかっこよすぎる。ソロは言わずもがなだが、カッティングが。
途中アコギに持ち替えて、アコースティックなフジファブリック
「花」は元々より少しキー上げてるのかな。「Drop」今日のver.をバンドでやりたい。
ここら辺で志村が紹介される。
「徒然モノクローム」から背後に映像が。
「恋するパスタ」のヒューヒュー具合が微笑ましい。トロンボーン吹く真似も。

フジファブリック御一行、今日は名古屋で天皇陛下御一行とすれ違ったそうだ。
ホーム3本分くらい、人が沢山いてSPが警護してたとか・・・え、3両じゃないの?
3両分という事だが、それを”3本”と形容しはるんで、ややこしい。多分関西と関東とで表現が違う訳ではないと思う。
「平成で一番エキサイティングした事」というテーマで話が振られるが、ダイちゃんはまさしくこの↑出来事。
かとをさんは北陸新幹線開通。
豊夢さんは平成2年頃にUFO見た話。なんかすごい話。
相変わらずゆるいMCだが、ここから立て直す(?)には”振って返し押して返し”講座要るよなぁ。
大先生のかとをさんから豊夢さん、ダイちゃん・・・と続くが、ダイちゃんが新たな振りを生み出してはった。
自由に楽しんだらええやんね。

「FEVERMAN」後半でダイちゃんがシンセ載って煽ってからは一層客席も激しくなる。
「東京」もかっこええわー。
ラストの山内ラップは韻踏んでるかわからんが、色んな歌詞折り込んだ上にリズミカルに言葉が載ってるのがかっこいい。
からの「手紙」。ええ歌。
ドラム教室で好きな曲やってOKになったら、「手紙」やりたいなぁ。

兎に角続けてきて今ここにいるのが嬉しい、という気持ちが溢れていた。
改めて、”観るライブ”だなあ、と思った。
本当に観ていて幸せになる笑顔、自由さである。
「20周年も30周年も50周年もやっていくから、これからもよろしく」って、こちらこそよろしくお願いします、だ。
還暦過ぎたフジファブリックって、どうなってるんだろう。

・・・で、電車の乗り継ぎやらなんやらの都合で本編までで撤退。
新曲、「TEEENAGER」からの曲が聴けなかったのが残念。*1

楽しかったけど、「銀河」聴いてたら色々な思いが過った。
2009年の年末に元町のネカフェで時間あるし・・・と観たMVが「銀河」で「なんでやねん」と泣いたり、その時点ではフジファブリックがどうなるか分からんが「こういう歌作る凄い人おってんで、すごいバンドがあるねんで、せめて楽器やってる人は知ってくれ」と伝えたくて発表会ライブでやったり、どうしてもやりたくて「ボーカル決まってたらぽしゃらんやろ」と自分が歌う事にしたり。
そんなどうでもいい思い出が。なんでやねん。
でも「久しぶりに来ました」なんて方の話を見聞きする事が今回は多かったんで、其其に色々な思いがあるんだろうなぁ。
随分御無沙汰、な方も大阪城ホールは観て欲しい。

どうでもいいニュース:
気のせいか奥さんと髪型似てる?

*1:今回はデビュー15周年記念でもあるので各アルバムから1曲ずつセトリに加わっていた

岩手日報

3月に友人から今年の3月11日の岩手日報が送られてきた。
受け取ったのがアブストfolcaの日で遅くなったんで明日・・・でそのままになっていた。
ごめんなさい。

ほんの数年前、いやもっと最近の出来事のように感じる。
しかし当時12歳の子の同級生が成人式に〜という記事を見ると、時間の経過を感じる。
当たり前だけど、一人ひとりの人生があって。
ご本人・ご家族それぞれの言葉が読んでいてつらい。特に真ん中の「おもかげ復元師」の方の言葉。
でもしっかり受け止めなければ。
岩手も単身高齢者の孤立が問題となっている。
どうしようもないんかな・・・。
もしかしたらバス停かどっかで「ここは不便、前は海が見えたのに」って愚痴を零し続けるお年寄りがいてはるんかもしれん。

第二朝刊に「新聞紙で作る折り紙トイレ」の作り方が紹介されているのが、実用的。
ちょっと白くて気のせいか厚めなので、第二朝刊ごと取っておいて、万が一の時に使ってください、って事かな。
こちらでは東北以外の被災地の事が書かれている。
本当に多いな、日本。
東北の事があって、「万が一被災した場合はこういう事に気をつけよう、こう行動しよう、こう支援しよう」という経験が蓄積されると同時に災害に敏感になっているから、そう感じるのだろうか。どうだろう。
経験が生かされる、敏感になって動ける事は良いが、もう地震も豪雨もまっぴらごめんだ。

来年の3/11にはこちらの新聞を送ろう。
神戸じゃあこんな風に報道されてますよ、って。
(今年送ろうとしたが見当たらなかった、探したのは3月末なのに)

阪神淡路から8年って、どんな感じだっただろうか、と考える。
職場ごと売り飛ばされたんだが、売り飛ばされ先から来た常務に神戸住まいだと答えた時に震災大変でしたね、と言われて「まだ覚えてくれて気を遣ってくれる人あるんや」とびっくりした頃か。
考えてはみるものの、結局それは自分の体験でしかなく、岩手の方々の事を想像する事は出来ても、それは自分の頭・心の中のモノにしか過ぎないのだ。

あと風とロックCARAVANの塙町の写真・話も同封されていた。
お兄さんより大きくなったのか、弟。
ハレレコさんはあまり大柄ではなさそうと思っていたが、身長差にびつくり。

どうでもいいニュース:
「おーいお茶」の懸賞の47都道府県旅行は岩手にした。広島・宮城・福島と迷って岩手。