社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

川の怪談

そんなにキツく言わない方が伝わり易いんじゃね?
誰だってそうやん、キツく言われる方が厭な気持ちになるしさ・・・
なんだけど、炎上覚悟でキツい言い回ししないと話題にならない、バズらないのか。

「川の怪談」(正木信太郎/竹書房)読んだ。

怖いというより不気味な。
得体の知れない話が多かった。
抑も川という存在が、そういう場所なんだろう。
異世界との接点、境目を分かつ場所。
まぁ山ん中みたいな自然に近いとこは怖いけど、うちの近所みたいな開けた場所の治水工事バッチリなとこなら怖くない・・・と思ったがガッチガチにコンクリで固められてそうな川の話もあって怖い。
道頓堀とか。
あそこは色んな人の念が長年に亘って積み重なってそうだ。

河童(?)はちょっと和んだ。
実際に親戚に居てはったら怖いけど・・・。

今日の教訓:
なんか有っても拾ってこない事。

坂本図書

「坂本図書」(坂本龍一/バリューブックス・パブリッシング)読んだ。

坂本図書

坂本図書

  • バリューブックス・パブリッシング
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坂本龍一が人と本について語る。
いかつそうだな・・・と思っていたが連載の書籍化なので読み易い。
物の見方が流石である、一人の作家・その作品から此処まで深く考察しはるんや。
石川淳についての話の中で「ただ残念なことに僕はこれまで、楽しむために本に接したという記憶があまりない。」(p.178)と仰るだけあって、哲学、生物学、人類学のような本が多い、フィクションは所謂”文学作品”、雑に言えば昔の小説が多い。
夏目漱石草枕」「行人」読むかね。

国家と農耕についての考えは「成程」と思ったが、同時に「そうは言うても其の時代におったら已むを得なかったんでは」と少し考える。
割とそういう、「確かに仰る通りだ成程である、しかしそうならなかった事にも理由がありそうで一概に『そうだ』とは同意しかねる」論が多い。
対談の中で「迷惑を掛け合う」という話が出てくるが、其れも限界はあるのかも、だ。
今、声を上げてる人というのは旧来の制度の中で抑え込まれた、自由になれなかった人もあるだろうから。
「迷惑を掛け合う」為には「お互いの存在を認識する」必要があるけど、其れが出来てないから問題が噴出してるんじゃないかという気がした。
時間についても、「そうは言っても時間は一方向だ」と思う。
もう戻らない、泣いても怒っても戻らないからもっと良くしようと出来るんでは無いか。

そんな感じで内心「そうや言うても~」連発していたが、其れは其れで面白い読書体験だったな、と。
普段だったら興味持たないだろうなーという本を読みたくなった、そういう意味で素晴らしい読書案内だった。

場所としての「坂本図書」、行ってみたい。
御本人の所蔵してた本が読めるのだそうだ。
読むのは恐れ多いとしても、どんな本があるのか観てみたい。

今日もズビズビイガイガ

今日も花粉が喉に来ていて咳が出る。
流行りのアレを疑うが、発熱・発疹は無くただ鼻ズビズビ喉イガイガ、鼻がズビズビしてる間とアレグラ飲んだ後は平気である。
ズビズビが止まって鼻が虚無ると喉に来るようである。
午前中は地味な頭痛っぽい何かもあって結局一日使い物にならず。
横になってりゃよかったか。

・FAV ZINE vol.3
Spotifyかどっかの「過去1年の再生数が1000回未満のが曲に収益分配しない」って話、知らなかった。
インディーどころかメジャー配給でも収益0円は有り得るそうだが、収益目当てのクソ楽曲なら、botで再生数稼ぎするやろから意味無いやん。
あと「推しの為に」って聞かないで兎に角再生数だけ稼ぐ、エアー再生増えそう・・・。
百々さんのストーンズビートルズの話面白かったな。
ファジーピーチ酒場の煮込みハンバーグのレシピ有難い、元気な時に作ってみやう。
・Talking Rock!
亀田さんプロデュース無かったっけ、北欧レコーディングの時は共同なんだっけ。
(確認したら「Sugar!!」が亀田さん&フジプロデュースだった)
プログレ的な曲は演奏と曲がすんごいフジファブリックだからこそ!だと思うんで、うずうずする間も無くがんがんやっちゃって下さい。
ハンブレッダーズの城ホールライブについて「バイトの子が嫌な思いをしない一日になればいい」って腰の低さにわろた、逆に言うと初バイトが其れだけ強く心に残ってるって事かー。
オーラルはやっぱり好きになれない。
「コロナ禍をまだ引きずっている人」にどうこうって言うけど、今「コロナ禍にライブ出来なくて〜」「コロナ禍に作った曲を〜」ってインタビュー中に何度も出てくる時点でオーラルだって「コロナ禍をまだ引きずっている人」に見える。
・・・って、オーラルがそうなる理由はある、ならば他人事みたいに言いなや、と思った。
もう「元に戻る」とかって次元では無くなりつつあるような気がしている。
ビッグコミックスピリッツ
グラビアタレントが漫画雑誌の表紙になる件が増田で話題になってた中、つい小久保柚乃が表紙なんで買ってしまった(サイン入りポラ欲しかったん・・・)。
漫画雑誌のグラビアは諦めた、但し他所の青年誌表紙の「ビキニ姿で足上げてお股ぱっかーん」は止せ。
足何処から生えてるん?ってうっかり見てしまった。
其れよりも音楽ナタリーが写真集の告知でランジェリーショットだのなんだの流す方が厭だ。
ワッシュさんがRTしてはる、ビキニの生地めっちゃちっちゃいむちむちビキニグラビアより不愉快である、何で下着姿見させられてんねん。
アイドルナタリーとかグラビアナタリーとか作って、音楽ナタリーと垢分けて頂きたい。
其れはさておき、ご飯漫画多いなー。
「忘却のサチコ」ええ話やけどちょっと無理矢理ご飯食べてるような・・・。
米蔵夫婦のレシピ帳」良かった、あのチャーハン作ってみたい。
そして未だ「気まぐれコンセプト」やってんのかい!(もうやだ)

今日のディスコミ・その16&今日の光の雨・その1

花粉が極まり過ぎて鼻通り越して喉に来ている。
つらい。

ドラムレッスンへ。
一旦お浚いし、曲を通して叩いてみる。
スムーズに叩けるようになった気がする。
「Discommunication」で初めてやったハイハットのやつ(名称不明)を褒めて頂く。びびる。
最後に叩いてるとこ録画しましょうね、という事で結局ちょっとゆっくりver.で通して叩いた。
普段脳内でいらん事考えてしまって集中しないが、今回はそうでもないぞ。
・・・其れは其れでよろしくなかった、虚無というかこないだ読んだ「老虎残夢」の「内功が出来ない」とは此の状態なのか?という状態。
いや「内功~」っていらん事考えてるやん、なんだけど実際にそう思ったのはレッスン終わってからの話で。
真っ白というよりも虚無に近い感じ。
結局集中出来てない、出来てたらそんなもんも感じないだろうし。
さっきの方が良かった。上手く叩けてたし、満足出来ていた。
うーむ。
やり直すか聞かれたが、やり直しても同じ事の繰り返しになりそうだったんで、最後に録画無しで原曲テンポで叩かせて貰った。
「いけるかー!」モードは楽しいね!
ぐだぐだでも・・・。
先生からはやけくそで叩いてるように見えたかもしれない。トホー
最後にちょっとだけ次にやる「シンフォニア」の説明を受けた。
難しくないですよ、との事だが「Discommunication」の時も「『コバルトブルー』より難しくない」という話だったんで気は抜けない。
自分がドラムやろうと思った切っ掛けの曲*1が出来るのは嬉しい。
とうとう其の日が来た。

無印のぶどうのクッキー等買い物済ませてお稽古へ。
新幹線が無事動くか等の心配事を聞いて頂く。
遅延する覚悟で乗った方が良さそうだ。。。

光の雨が降る夜に」はドラムからぽちぽちと入れて行く。
大分リズム正確になってきたかなーってやっぱり走ってる。
小節の頭だけ合ってて、2~4拍目らへんはクォンタイズ掛けてもずれるので一気に位置を直せない。
というか・・・エディタ、前より酷くなってませんか。
「新進化論~」の時はクォンタイズ1/8で弾いて1/16で音の長さを修正しようとすると1/8で入る。
今回はクォンタイズ1/16で弾いて1/32で修正しようとすると1/8で入る。
よくよく考えたら同じなんだけど、より細かく直したい分酷くなったように感じられる。
何処で変更出来るんだろう、少なくとも「Endless Game」の時は1/8でしか直せないって事は無かった筈である。
スナップ切って好きな長さにすればいいんだろうけど、面倒である。
続きでベース、ギターを・・・うるせえ。
歪み過ぎてもやりづらいもんであることよ。
其の内慣れるわ、と思ったが滝パートで使う音はポリじゃなくモノっぽいのが厭だ。
仕方が無いのでギターは「Endless Game」の時に使った音を確認し、ベースは普段よく選びがちな音にする。
其れでもベースでかい。ちょっと下げる。

次回→1番Aメロから

どうでもいいニュース:
神戸阪急の有隣堂では有隣堂限定特典が付かない。
有隣堂なのに!関東だけだなんて!
余力があれば横浜で・・・もう手に入らなさそうな(泣)

*1:VARIT.で観てて面白く、「THE BACK HORNファンとして松田晋二ファンとして此の曲が叩けなければならぬ」と思ったのだった

老虎残夢

春キャベツ1玉98円って安ない?
買っとこ、と手に取って外側の葉を取ろうとしたら中が傷んでいた。
うわっ、と他のを買う事にしたが、手に取った責任を取って傷んだのを買うべきだったんだろうか?
でも半玉になりそうだったし。。。

「老虎残夢」(桃野雑派/講談社文庫)読んだ。

此の帯見たら読みたくなるよね。

武術の達人が3人の武侠(みんなクセツヨ)の一人に奥義を授けるよ、という事で弟子としてはちょっとモヤモヤする。
武侠達を迎えて宴をやった翌日、何も伝えないまま達人が死んでいる・・・湖の中央の楼閣で。
密室である。
館で。
居てる全員の誰が犯人でも有り得る、しかし何かしら不可能な要素がある。
そして武術の達人が大集合、という事は常人には出来ないよう技が使える(し、使えない人もある)。
次次と人が死ぬタイプのミステリーではない、事件の謎を解きながら、養女含めて全員の過去、達人の目論見等等・・・が明らかになっていく。
其処ら辺が明らかになる事で解かれる事件の真相。
トリックが明かされてはひっくり返されていくのが面白いな。
アレを体験出来て良かった。

ミステリーという以上に武侠小説、だが其処が良い。
あんまり他に無いから。
アクションすげー。
百合要素はあんまり無くてよかったかも・・・さらっと愛し合ってました、位で。
いやでも其れがトリックの一環という可能性も・・・!?なんてね。
此の作者の武侠ミステリーをもっと読みたい。

ところで作者のお名前はフランク・ザッパから採られているそうである。
フランク→桃野の変遷が気になる所である。語呂が近いのかな。