社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

シュレディンガーの少女

こないだ「流線型」でうんうん言った挙句三和土化したのはこういう事がやりたかったからだ、とインスタにリール上げた。
ギター弾いたを動画上げてはった方のは御本人に捕捉されていたのでインスタは検索してはるんかなぁと。
まだ見つかってないのか、見たけどギター弾いてたんではない上に酷いからリアクションが無かったのか。
見つかったか否かは、何らかのアクションがあるまでは解らない。確定しない。
シュレディンガーSNS
違うか。

シュレディンガーの少女」(松崎有理/創元SF文庫)読んだ。

表紙むっちゃ好き。
65歳になったら死ぬ世界、色んなデブ集めてデスゲームTV中継、「数学なんてなくなっちゃえばいいのに」という願い事が叶っちゃう、夏休みの自由研究で秋刀魚の塩焼きを再現する、宇宙と南の島、ゾンビみたいになる感染症パンデミックが蔓延る世界とシュレディンガー実験。
日常の”if(もしも)”からすこし逸脱した、うんとSFな短篇集である。
ディストピアなのに意外とオチが前向きなとこが良かった。
荒んだ世界でも65歳で死ぬ前に子供に自分の技術を伝えようとするし、デスゲームから他の参加者と生き残る(そして料理も食べる)為に策略を巡らせるし、秋刀魚が獲れなくなっても3Dフードプリンターで再現しようとする。
どんな世界でも、人間は暮らしていく。
生きていくのだ。

普段SF読まないけど、ちょっと読んでみたいのよねー、な人は読んだらいい。
或いは”気楽に読めるけど一筋縄ではいかなくてベタじゃない、ついでにあんまり怖くない短編”を読みたい人。

どうでもいいニュース:
猫型ロボットと言われて一瞬ドラえもん想像したのは内緒だ