社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常

先月買った5本指ソックスに早くも穴が開いてしまった。
悲しい。

「最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常」(二宮敦人/新潮社)読んだ。

以前LINEノベルで読んでいたのを読み直した。
東京藝大は箭内さんの出身校なんだっけ、そして今は教授もしてはる。
美校こと美術学部、音校こと音楽学部の落差よ。
美術と音楽の性質の違いが表れている。
でも己の道を追求する姿は似ている。
人生=芸術なのも。
何か表現したい事、やりたい事があれば各学部・学科同士の助け合いもあるのだそうだ。
面白い。
ピアノ科、バイオリン科はバチバチなとこもあるようだが。

楽理科や音楽環境創造科、面白いなと思った。
音楽が作られ、演奏されるだけでは人の耳、心に届かない。
届ける為の研究も行われているのだった。
社会学的な研究もあるみたい。
そういうのやりたかったな・・・。

とはいえ未だに音楽系の「其の大学に入る為に其の大学の先生に習う」というのが理解出来ない。
自分の主専攻である楽器以外を学ぶために藝大入るんだというのは此の本を読んでいて解った、入学対策として特別にレッスンを重ねるというのは解るのだけど、教わりたい先生に入学前から教わる、というのがどうも・・・。
実力が無いのは勿論として、其れ以前に、そういうのが莫迦莫迦しくて音大目指すの止めたような。
(其の後、「楽譜通りに演奏する」「作曲者の込めたものを汲み取る」どころか尊敬もなんもないピアニストを真似させられる等色々あってピアノ習うのは辞めた・・・すげえどうでもいいな)
実際に藝大入ってやっていける人ってのは、そういう下らない所でうじうじしないんだろう、兎に角演りたい、演り続けたいから手段は問わない位じゃないとやってけないんでしょうな。。。

藝大生時代の井口理も登場している。
時期的にはSrv.Vinciに参加するかどうか、CD云々言うてはるから参加してたんかな・・・此のインタビューの後にKing Gnuになる位か。
インタビューで既にポップス志向である話をしている。

バロック音楽を聴いてみたくなった。
何処から聴いていったらよいのだろう。

どうでもいいニュース:
東京藝大は模試の時に国立の志望校として提出していた。
其れでも順位が1桁にならなかったの、どうよ・・・。