社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

山形怪談

でん六豆が西日本で知られていない、という話を見かけた。
「まっめーのでーんろく!」てCMは見聞きしてたんだけどな・・・と思いながら、家人が会社で貰ったという豆を観たらよしピー。
落花生もよしピー。
神戸は吉田ピーナッツと東洋ナッツが強そうである。。。
でもCM流れてたから売ってない訳じゃないけど、結構前の話になっちゃうんだろうか。
んーでん六豆食べたくなってきたぞ。
ググったら山形の会社なんですな。東日本のソウル豆なのか。

「山形怪談」(黒木あるじ/竹書房怪談文庫)読んだ。

山形で暮らす方の、言い伝え、教訓等を語り継ぐ為の怪談なように思われる。
冬の訪れの印を「神様の足跡」という話もある。
昭和・平成の話も、遡れば其の切欠になるようなもっと昔の出来事があったり。
平成にも神隠しはあるし、令和にも河童(?)が出没したりする。
(令和の河童の話が地味に怖い。。。)
「炭とおがあ」の「山では理解のおよばぬことが侭ある。そういうときは受け入れるのが最前だ。」って「山怪」シリーズにありそう。
山形には海もあるけど、山と親和性高いのかな。

印象に残った話等。
・かみさまざま
色んな神様がいらっしゃる。
此処で初めて知るような神様の話。貴重。
奥さんからアドバイス貰った大工がお腹の赤ちゃんごと殺すとか酷い・・・けどそういう時代やったんかな、単にプライド高かっただけなのか。
・大将軍と三隣亡
自分が知ってた三隣亡よりシビアである。
迷信だろうけど平成に新聞記事に取り上げられる位信憑性の高い事なんだろうな。
紹介されている話が結構えぐい。。。
・オナカマ
東北各地の口寄せの方が生き残ったのは何故なんだろう。
「そういうったモノとの親和性がある」以外にも理由があるような気がするが、はてさて。
分家に訴えなきゃならなくなるって、本家はどんだけ大きく構えてたんだ。。。

ところで、個人的に山形と言えば菅原卓郎。
卓郎も河童に遭遇したりしてはったんかなー。
CODE999にメールして聞いてみるか。