社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

メイド喫茶探偵 黒苺フガシの事件簿

今日はお稽古、お買い物もするもんね☆〜(ゝ。∂)
だが積雪予測による交通機関運転見合わせとかの絡みでお休みに。
ふて寝した。

メイド喫茶探偵 黒苺フガシの事件簿」(柴田勝家星海社FICTION)読んだ。

ハヤカワ文庫の短編集が出て、読む度に巻き起こる柴田勝家ブームの勢いで買った。
「ボクはメイド喫茶が好きだ。」
修学旅行で行ったのが切欠でメイド喫茶に魅了されたボクが色々あって出会ったのがメイド喫茶専門の探偵・黒苺フガシ。
謎が解けたら「フフン、事件が甘く溶けてきたね」。キャッチフレーズがええな。
詳しく書くとネタバレになるのであんまり書けないが、ステイホームで営業出来ない期間の配信やソーシャルディスタンシング、マスク姿等の此の御時勢の文化が、メイド喫茶方面の文化と共に描かれている。
ミステリーとして「成程」、でも其れ以上に秋葉原を中心としたメイド喫茶文化の中で生きるボクやボクの推し、お店の客等等の姿が良いなぁ~、と。
“ボク”の挙動の一つ一つが微笑ましいんだ。ピュアで。
配信コメントで推しからコメ返貰って喜ぶの、全然違う界隈の人間だけど「わかるわかるすっげーわかる、嬉しいよね、うんうん」ってなる。
推しの一挙一動に喜んだりモヤモヤしたり、時には人間関係のドロドロも目撃しちゃう、でも可愛かったらだいたいOK。
そして知る、推される側の気持ち。
素の個性をキャラって言われるのは厭やろなぁ。。。
誰かの推しは別の誰かを推す、推して推されて成り立つメイドさんの人間関係が面白いなぁと思って読んでいた。
此れは「サニーサイド of 柴田勝家」なんだろな。
「ダークサイド of 柴田勝家」は異形コレクション収録作。
推し活だのなんだのに疲れた時に気楽に読んで和みたい。
続き出ないかな・・・文庫で出ないかな・・・星海社だけど発売元講談社だから講談社タイガから出たらいいのに・・・文庫の方が人に勧め易いのよね・・・というのは嘘でワタシが嬉しいのよね・・・収納的な問題で。
アンケートハガキあったら書くし、角川文庫なら最近は帯にアンケートの案内あったりするんだけど。
ファンレター書くべき?

ところで表紙のフガシさん、ショートボブにしては長くないか。

どうでもいいニュース:
「フガシ」と打とうとして「フガジ」と打ちがち