社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

編み物ざむらい

「Get Ready!」について「ありえねー!」らしいが、
フィクションだしこまけえこたあいいんだよ!悪いのが改心すりゃいいんだ!アタシはあのメカメカした手術室が観れたらええんよ!
・・・である。
因みに未だ第1話の後半しか観てない。

「編み物ざむらい」(横山起也/角川文庫)読んだ。

江戸時代の編み物とは?
お侍さんが?
実在したってまじで?
・・・此れは気になる。

「正しく生きる」事を追求し、蘭方医の不正を訴えたら召し放ち、そして勘当、縁談も破談。
追い出されて大川でメリヤス編んでたら謎の女と珍奇・異装の男と出会って、彼らの「仕掛け」を編み物等を通じて手伝う事になる・・・という話。
作中の説明に依れば、安土桃山~江戸時代初期に日本に入ってきて、内職でメリヤスの手袋・足袋や襦袢・股引、刀の束袋を編んではったそうである。
編み物という目を惹くテーマに、勧善懲悪、大立ち回り、ピンチは知恵で潜り抜ける、屈強男、おきゃんな女子、美味いモン、謎の力・・・等みんな大好き時代モノあるあるをちょっとずつ織り込んだ・・・編み込んだ感じの話である。
細かい所を突いていくと色々あるんだろう、でもまぁ其処はエンタメとして割り切って読むと面白い。

実在した、という事であとがき・解説で雑学的に「こんな逸話が残ってるんですよ」って触れられていたらなぁ。
「内職で編んでた」等、作中で説明されているが、ファンタジックな展開もあるので何処迄実在するんかなぁと、本編とは関係ない所が気になったのだった。