社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

ほぼ日刊イトイ新聞の本

昨日地元FMでやってた幸宏さん追悼特集的なYMOリミックスが酷かった。
RYDEEN」始まりかと思ったらめっちゃ音飛びする・・・でもバックの別の音がずっと鳴ってるから放送事故ではなく、そういう仕様。
で、冒頭の「レ、ミ」辺りを何回も何回も繰り返すんですよ。
他の曲も重ねてるけど此れも細切れ、偶偶其処だけ聴いたら放送事故にしか聞こえない。
ディスコ・クラブで流したとしても恐らくノれない。
まともにフレーズすら流れなくて厭になって途中で席外した、そんで帰ってきたら「BEHIND THE MASK」が一応流れたっていう・・・無駄に長い。
全部幸宏さん曲で繋げないの?というのは無理なんだとしても、放送事故レベルの細切れは無い。酷い。酷すぎる。
そんな事はどうでも良くないけど、さておき。

ほぼ日刊イトイ新聞の本」(糸井重里講談社文庫)読んだ。

実家から引き揚げてきた本。
ほぼ日が生まれた経緯から、「明るいビル」にお引越しする迄の彼是が語られている。
新しいものが生まれていく過程を見るのは面白い。
再読なんだけど、”波乗りにいちゃん”の下りはすっかり忘れていた。
「取材意図が明らかでないままに気軽にコメントすると、別の文脈で別の目的で記事にされてしまうことがあるから~」って賢明な、というかそういう現場ずっと見てきてはるから出来る判断なんだな、と。
オリジナルTシャツのエピソードとか、めっちゃインディーズ的にやってはってんなぁ。
クリエイティブの価値をどうとらえるか、で”お坊さんのお布施”という概念説明・・・という下りは今でも通じるものがあるなぁ、と。
因みに糸井さんの考えではなく、此の本に載っているよ、と紹介してはる話である。あくまでもインターネットが世間に普及していく一過程であり「いやーあの頃は面白かったわー」みたいな懐かしむ気持ちで読み始めたのだけど、今に生きる話もあったんだな、と。

ほぼ日は2000年前後くらいに観てた。
有名人も一般人も参加する読み物サイトとして面白かったし、そういうとこが好きだった。
天海祐希がぽんぽんぽーん!としたエッセイ書いてはるかと思えば、癌のお爺さん”ガンジーさん”の連載がある。
オリンピックになれば「観たぞ!」と今だったらTwitterで盛り上がるんだろうなーっていう色んな人のコメントが見られたし、「今日の○○」は自分もメールした事があって「おお此れ自分がメールしたやつちゃうん!?」てな事もあった。
雑誌のようでもあるけど、もっと能動的に参加出来る媒体。
いつの間にか見なくなった。
当時の業務が忙しくなったからだけど、自分がほぼ日から離れてから、どんどん変わっていった気がする。
久しぶりに見た時にびつくりした。
ネット通販みたいなんめっちゃある・・・此の本読んだら其の理由も解るような気がする。
良い物を紹介していこうって事なんだろうなとは思ったが。

たまーに糸井重里のツイが流れてくる事もあるが、老害的・・・げふんげふん、もうちょっと、時勢見て其れなりの言動するかと思ってた。
勿論そんなのは発言のうちの極極少数一部重箱の隅の細菌くらいのボリュームだとは思うけど。
魅力を維持しながら“新しくあり続ける”のはとても難しいんだな。。。

どうでもいいニュース:
他の人と内容が被る「どぼん」という言葉はほぼ日の「観たぞ、○○」で使われているのを見て知った。