社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

恐怖箱 厭満

親戚んちにまた家族が増えていた。
其れはおめでたい事なんだけど、色んな意味で大丈夫なんだろうか・・・。
元気いっぱいのちっちゃい子が何人も居たらしつけどころじゃないのは仕方ないんだそうだが(友人談)、未だ交流あった頃に見た、一番上の子の“遊んで構って”感が何とも言えなくて。
無邪気な感じでも単純に愛情に飢えてる感じでもなかった。
なんかすげー怖かった。

・・・というまくらは無視して下さい。ノーコメントでお願いします。
(てか何でこんな事書かねばならぬのか)
本題は此の後。

「恐怖箱 厭満」(つくね乱蔵/竹書房怪談文庫)読んだ。
怖いので書影無しです。
いい話から厭な話へ。
よくこんな本出たな、大丈夫か、“障らない”か・・・?
ゆーて或る程度解ってて読んでる方もどうかと思うが、此処迄とは思わなかったよ、まじで。
つくねさんの本は今迄にも数冊読んでるしアンソロジーのやつでも読んでる、でも今迄読んだのと違う、怖い厭さじゃなくて兎に角胸糞悪い。
暫く勘弁願いたい。
↑というのも此の本にとっては賛辞なんだろう、とはいえ普通に怪談求めて読むとちょっとしんどい。

気になったり色々考えたりした話。
・なるほどね
人を呪わばナントヤラ。
そんだけ強力に呪っておいて、自分はのうのうと生きていけると思ったんだろうか。だーかーらー。
・朱美ちゃんの幸せ
雑に説明すると、”凶悪な影”とめっちゃ強く守る存在が拮抗していて酷い目に遭うけど最悪の事態からは免れて来たんだが・・・な女性の話。
もしかして”凶悪な影”の仕業だったりしないのだろうか。
本当に”力のある”人だったらそんな中途半端な祓い方しないでしょう。
(そんな感じの方がお祓いに行って「下手にお祓いする方が危ない」って断られたという話を見た事がある)
なので適当な人間使って邪魔者消して思う存分不幸にしたるで、みたいな事なのかなと思った。
・座敷童に会いたくて
狂ってるなぁ。
座敷童って金で何とかしようとするのを一番嫌いそうなんだが。
で「やっぱりなぁ」「だーかーらー」っていう。