社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

たのしい剪紙

神戸岡本のまめ書房で開催された「中国切り絵ワークショップ」に行って来た。
中国切り絵、剪紙である。
鋏で切っていくので剪紙、カッターだと刻紙。
中国は「切る」モノによって「剪」「刻」と違うのだそうだ。
因みに「切」は包丁。
まめ書房は沖縄に関する書籍や雑貨を扱うお店なので、シーサーやアカショウビンといった沖縄モチーフがあしらわれたデザインである。
2種類から選べて、自分は星型のお花(シークヮーサーだっけか)のある方にした。可愛い。
もう片方のデザインだと阿吽になっている。此れは此れで可愛かった。

型紙に沿って二つ折りの紙を切っていくのだが、絵柄の中はどう切り抜くのかな?と思ったら鋏の先で

ぶっ刺す。
小ぶりの鋏の先がめっちゃ尖っているのだが、片側が特に鋭くなっていて、そちらを下側にしてグサッ、と。
指グサッとやりそうで怖い((((;゚Д゚)))))))
切り方を少し練習してから、紙に型紙をセットして切っていく。

細かい所から切っていって、最後に外側を切っていくとよいそうだ。
製作過程も撮ろうと思っていたが、そんな余裕は無い。
先生やお店の方からお話を伺いながら切っていく。
紅型の型紙について、紙について、沖縄の離島について・・・等等。
カッターでも良いのでは?と思ったけど、紙の繊維が引っかかったりして結果的に鋏の方が切りやすいのだとか。
確かにうまく鋏を入れる事が出来れば、カッターより楽かもしれない。
あとカッターだと重ねた紙がずれそう。
農家の方は作業が出来ない冬に剪紙しはるそうである。
都市部でも新コロのロックダウンの間に剪紙してはった方もあったんかな・・・等と考える。
沖縄の文化と中国の文化に相通じるものがあるそうである。
各地の文化が沖縄に集まって、別の地に伝わっていったんだろうなぁ。

完成。


よく見ると詰めが甘い。角っこの繊維が残っちゃってる。

じっくり切っておられる方は端まで綺麗に切っておられた。
剪紙習っておられる方は切り屑が細かかった、其れだけ細かく鋏を入れて綺麗に切っておられたんだと思う。すごい。
透かした時の影も綺麗!

集中力が持つかちょっと心配だったが、お話伺いつつこちらも話しつつ、良い感じに維持出来た。
結構楽しい。
鋏買っちゃおうかな・・・と一瞬考える。
鋏の代わりに本とシークヮーサージュースを買って帰った。

お土産にお茶とお菓子を頂いた。
本来は受講後にお茶しながらゆんたく・・・お話しましょう、なのだが*1オノレ新コロ許すまじ。
でも切りながらゆんたくしたような気がする。
お菓子は宮廷菓子。
素朴そうに見えるが昔は材料が貴重だったので庶民は食べられなかった。
沖縄を訪れた人へのおもてなしに出されたそうである。
お店にある料理の本で作り方を教えていただいた。
生地から切ってくるくるねじねじして作るそうである。
同じ本にあったイカの飾り切りもすごかった、一回やってみたいけど切ってるうちにイカが傷みそうだ・・・。

楽しい剪紙体験をありがとうございました。

折角岡本に行ったので、一日でお茶して帰った。

10/30という事で、街中を仮装した子供達(&親御さん)がうろうろしている。
ルフィ、「魔女の宅急便」の方のキキ、炭治郎マスクの吸血鬼(?)、コイキング被った子等。
楽しそうで良いな。
行く時にミッフィー電車乗れたので帰りも・・・と思ったが普通の阪急だった。

どうでもいいニュース:
自分の好きな事、やってて楽しい事って目を使う事ばっかりだ。
読書、編み物、アクセサリー作り、今回の剪紙・・・音楽だってスコアめっちゃ見るし。

*1:此の前読んだ「沖縄怪談」にゆんたくの話あったな