社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

現代ロシアの軍事戦略

読後が重くて、感想を書きあぐねている本が数冊ある。

「現代ロシアの軍事戦略」(小泉悠/ちくま新書)読んだ。

此れも其の内の一冊。
読んだ、といってもそんなにしっかりとは読めていない。
辛くてしんどくて。
えぐいんである。
テクノロジー駆使して狡猾に揺さぶり掛けつつ物理的にぶん殴って殲滅していく。
ほんまやり口が汚い・・・此れが正義なんだろう、あの人達には。
軍人でも政治家でもない一般の人々はそうじゃなくあって欲しいけど、ああいう中で生まれて生きてきたら、仮令海外の人達の考えを知る事が出来たとしても変えられないんだろうな。

ウクライナの件も今に始まった事ではなかったとは思うものの、そんなに前からだったとは。
プーチン・システム”と呼ばれる政治・経済体制は2000年代以降に築き上げられたとして此処では用いられているが、もっと前から狙ってたのかと思うと恐ろしい。

一体、何がしたいんだろう。
近隣の国に侵攻して自分とこにして、全てそうなったとしても国土ぐっちゃぐちゃやん。
無理矢理抑え込んだ人間が思う通り動くとは思わない、言う事聞かないから惨殺していったら人が居なくなる。
武力で思う通りにならないのも知らない訳じゃないだろうに、自分は、自分が生きてる間は大丈夫だと考えているのだろうか。
ああいう奴にバチすら当たらないのがやるせない。