社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

規制退場の件

規制退場を無視して帰る人がいる件について書かれた某ブログ読んで、正直腹が立った。
規制退場無視して帰る人について「他人のことを考えられない人」みたいに仰るのだけど、ああいう書き方だとブログ主も「他人のことを考えられない人」に見える。
此のご時勢、終電終バス繰り上がってて、じゃあタクシーで帰ろう、となっても駅にタクシーが停まってない。
夜遅くまでタクシーあるような都会ばっかりちゃうぞ、中途半端な田舎舐めんな!
というか新コロ前から交通事情考慮してアンコール諦めたりすぐ出られるようハコの入口付近で観たり、平日のZepp Osaka Baysideや寺田町Fireloopのライブ諦めたりしてんねん、自分が泣く泣くそうしてる*1からって他人に「お前も規制退場が厭ならその位“配慮”しろ」って言えるかー!
・・・脱線した。

感情的になると同じ穴の狢である。
ちょっと考えた。
規制退場が無視されるパターン、幾つかあるのでは。

1.客の問題
1)早く出たい
かったるい、もうええやん(何が?)、早く外の空気吸いたい、トイレ行きたい・・・等が考えられる。
2)従いたいが事情により早く出なければならない
交通事情等の他、予想していた以上に時間が掛かっており、待機しているうちに時間が無くなってしまう場合も考えられる。
3)断りを入れようにも係員が見当たらない
4)規制退場をする事を知らない
ライブハウスで規制退場してる事自体(とその重要性)が知られてないケースがあった。

2.指示の問題
1)退場する順序が明確に指示されない(出来ない)
座席があると「N列より後方の人退出してください」と指示を出していく事が出来るが、オールスタンディングの場合「このブロックの人」と明確に指示が出せないケースがあった。
客が流動的・・・終演後にステージ全景見たくて前に来るとか物販空いてそうだから見に行くとか。
2)アナウンス・指示の声が小さい
「規制退場にご協力ください」とアナウンスするものの、客に聞こえていない。
「N列より~」と指示を出す声が届いていないので何となくずるずると出て行ってしまう。

最近は「2.指示の問題」もあるんじゃないかな、と思っている。
グダグダになってて「規制退場あるん・・・だよね・・・?」という感じ。
ここ数年、ブログとは別にライブの記録(場所、ドリンク代と種類、開場・開演時間、終演時間等)を付けていて、新コロ以降は入場時チェックや規制退場の有無・時間等も記録しているが、今年に入ってから「規制退場一応あり」「客の自制による」みたいな記述が僅かながらも増えてきている。
一応規制退場する旨アナウンスはしてるけど客に聞こえてなくて、「規制退場あるからあの人の指示聞きましょう」「もうちょっと掛かるみたいですね」って自分が周りの人に説明した事もあるぞ。
終演後は何となくざわつくし大音量で音楽聴いた後だから聴こえづらいのだろうか。
このご時勢のライブに行き慣れてる人だと何となく勝手が解るのかもしれないが、そういう人ばっかりじゃない。
カゲアナやプラカード活用して、もうちょっと解りやすくはっきり指示されないかなぁ、と考えていたところだ。
清水音泉の田口さんのアナウンスは上手いな、はきはき指示出しはるし客席で誘導してる人との呼吸ピッタリだし、心温まる説明やトークがあるので待つのもかったるくない。

勿論、客も「規制退場に従おう」「気を付けて指示を聞いてor見ておこう」「出る時は密にならないように、喋りたいのもちょっと堪えよう」という意識は要る。
これについては、友人が「推しのお願い事をかなえるチャンス」と言っていて上手い!と思った。
無視する人については「急いでるんだな仕方ないな」「自分は推しの為に待とう」と前向きに考えるようにするとか。
スムーズな退出の為に荷物等纏めておくとか。
それが無理なら「無視して帰る奴の食べるししとうが全部辛くなりますように」とでも願っておけ。

どうでもいいニュース:
手元の記録によれば、Zepp Namba座席有りで1階前方の場合、5分くらいで動く場合もあれば、15分くらい掛かってる場合もある。

*1:泣く泣く退出した直後に生で聴きたかった「JAM」が流れてきた悲しみが解るか