社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

貧乏神あんど福の神

「私の分も応援してくれてると思っとく」という言葉・概念を教えて頂いた。
松部屋とか色々見ていて「他の人はあれもこれもやってるのに自分は・・・」と凹んだり焦ったりしていたが、其の言葉でちょっと気が楽になった。
他の人に自分の分迄バクホン等応援して頂いておいて、自分は自分のペースで応援しよう。

「貧乏神あんど福の神」(田中啓文/徳間文庫)読んだ。

出入りする筆屋の丁稚に「びんぼー神のおっさん」と呼ばれる其の日暮らしの幸助が色々あって”福の神”と呼ばれる”お福旦那”と事件を解決していく話。
バディ物、ってやつか。
幸助は付喪神の絵に封じ込められた厄病神と暮らしている、其の所為で信じられないようなどったんばったん災難が起こるし、巻き込まれる。
其れでも他の人が不幸にならないから、其の日暮らしでも大名家に仕えていた頃よりは楽・・・って辛そうじゃない。
”日暮らし長屋”の人達、家主さん含めてみんな良い人だからかな。
家主さんや丁稚の亀吉、お福旦那とのぽんぽんぽーん!とした会話が楽しい。
和む。
悪い奴は徹底的に悪いし、徹底的に懲らしめられる。
すぱーっと。
読んでてすぱーっとする。
こういう御時勢だからこそ、こういうのを読みたいし読んでて楽しかった。

インタールード的に入っている「素丁稚捕物帳」もかわいらしい。
妖怪大豆男とは、よう考えたな。
おさんどん担当はすっごい腹立つと思うけど・・・お豆腐傷んでないか心配。

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おかはちろう