社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

DIVE INTO EBICHU MUSIC~私立恵比寿中学の素晴らしき音楽の世界

昨日スタバの桃フラペチーノ飲む時に初めて紙ストローを使った。
導入直後よりは改善されてるんだろうけど、そんなに違和感なかった。
ただ、ちんたらちんたら飲んでたらふやけてきそうで焦って飲んだ。

「DIVE INTO EBICHU MUSIC~私立恵比寿中学の素晴らしき音楽の世界」(大久保和則/白夜書房)読んだ。

単純にロックスター尾形回帰とCMJKのインタビューが読みたかったのが強いけど、エビ中のメンバーがどんな風に音楽に触れているのか、またアイドルに楽曲提供する人達がどう考えて作っているのかを知りたかった。

其処には自分またはメンバーが作ったのではない、他の人が作った歌を自分のモノにして歌う難しさと楽しさがあった。
今の今歌って踊ってパフォーマンスする姿だけじゃなく、歌い方や歌への気持ちの変化もまたエビ中の魅力なんだろう。
先輩メンバーと新メンバーのアティテュードの違いも面白い・・・面白いって語弊あるけど、プロとしてパフォーマンスするとは何なのかが見えてくる。
何より、恵美子先生との出会いの大きさ。
一人一人の良さを見抜いてそれぞれに合ったやり方で支えていくって、すごいな。
しかも其のやり方が彼女達に合っている。

其れにしても、CD買った事無くて「初めて買ったCD」じゃなくて「初めてダウンロードした曲」なのか・・・とうとうそういう世代の歌う曲を聴くようになったのだ。ひゃー。
「深夜高速」を歌うアイドル、ってすごいかっこいい。

楽曲提供者インタビューの前にキーパーソンとしてA&R担当、仕掛人、恵美子先生のインタビュー。
YMO、なるほど。思わぬところでスネークマンショーの名前を見た。
「体操」カバー聴きたい。
(個人的に「体操」より「Light in Darkness」歌ってたら驚く、ってアレ歌えるかどうかはさておき面白そうだったらやりかねないよなぁ、と読み終わった今思う)
無茶苦茶やん。
初っ端に無茶苦茶してはるから、楽曲提供者が色々面白い事出来たんだろうか。
鈴木慶一がアレンジ手掛けてるって間違いなくええやん。しかも一緒にやってるのが曽我部恵一
其の他、地味に楽曲提供者・アレンジャーが豪華過ぎる・・・凄い。
歌う側も提供側もLOVEなんだな。
皆さん、エビ中にLOVEだらけである。
CMJKがあんな風に「売れて欲しい」って言うとは。
児玉雨子のインタビュー中に「どんなふうに聴いても楽しい曲を」とあって、其れもアイドルの歌にとって重要な事なのかもなと思う。
時代に沿う歌も必要だけど、厭な時代を楽曲聴いてる/観てる間だけでも忘れられる、楽しいと思う時間を作れる歌も必要だ。特に今は。
そういうオファーに自在に応えられるの凄いし、そういう人だからアイドルの歌詞提供できるんだろうな。
ヒャダイン、よくよく考えたら凄い人なんだよね・・・此の春から「おはよう朝日です」のコメンテーターやってて面白お兄さん状態なんだが。
共演からの楽曲提供ってロックスターだけじゃなく池ちゃんもなんだな。
宮野氏絡みのいい話を読めるとは。
亡くなった時に追悼コメントが出ているのは読んだが、「モラトリアム中学生」のミックスを変えてやってたとは。

こんなにも「楽曲提供してお仕舞」じゃなくて、エビ中から提供する側にも影響を与えてるものだとは思わなかった。
松野莉奈の事は言うまでもなく。
(後追いで知ったので、改めて存在の大きさを思い知った)
楽曲提供する経緯や関わり方は人それぞれだけど、相通じるものがあるなぁ、と。

・・・とか書いておいて何なんだけど。

フジファブリックの話も読みたかった。
かとをさんが歌詞を書くにあたってヒアリングしたんだっけ。
あとTHE BACK HORNにも楽曲提供のオファーがあったらいいのに。
マツの”一筋の狂気”が混じるような歌詞・・・はちょっとダメか。
eijunのコンペ出し先にエビ中があって、歌う事になったらいいのに。
絶対可愛いはず!

あと真山りかが「書いてほしい」とベガスが挙がってるのが意外。
実現したら面白そう。
(其れだったらHEREにめたくそ早くてエモい曲オファーしたらええやんね・・・と一瞬思ったのは絶対内緒だ)

どうでもいいニュース:
自分が「エビ中ええやん」と思ったのは「お願いジーザス」をフジのニコ生かなんかの配信で聴いた時である。