社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

奥羽怪談 鬼多國ノ怪

スマホ依存で脳内ごみ屋敷」みたいな記事を見た。
耳が痛い・・・けど、日中脳が過活動状態で寝る前にだらだらスマホ見たりする事で少しずつシャットダウンする人もあるそうだ。→此処の最後参照
そういえば毎年GW明けから7月頭らへんに異様に悲観的に考えすぎて自分責めてわあわあ泣いたりして辛かったんだが、此処数年なんともない。
依存レベルのスマホ見で無駄な脳の動きを”逃がして”いるのだろうか。
あと活字中毒由来のスマホ依存な・・・。
こないだもスマホ見ない!・・・で只管実話怪談読んでたような。
実話怪談、デジタルデトックスに最適!かも。
(電書で読む場合は知らん)

「奥羽怪談 鬼多國ノ怪」(黒木あるじ ほか/竹書房怪談文庫)読んだ。只管読んでた。

なまはげー!
「やさしいなまはげ」良かったなぁ。
其の時のなまはげはきっと、丈夫になった語り手の方の姿を見られて安心した、嬉しかったかもなぁと勝手に想像した。
他にも鬼(「鬼の宿」)、部屋にいるナニモノか(「ノッキン・オン・ヘブンズドア」)みたいに人間ではない”特別な存在”を身近に感じて暮らしてはるんかもしれない。
東北の友人達に「どう?」って聞いてみたい気が。
あと部屋にいるナニモノかの話は全く別件で聞いた事がある。
そちらは話し掛けたりしてるうちにナニモノかが”存在”しちゃうから良くない、という話。
でもノックする迄はやらなくても、おうちの神様に「行ってきます」「ただいま」くらいは伝えたいよなぁ。

其の他気になった話。
・鈴がささやく(宮城)
タイトル綺麗。
しゃんしゃん耳鳴りで解るの怖い。解っても避けようが無いんだろう・・・という怖さ。
あと夜行バス乗る時に思い出して怖くなりそう・・・うっかり天井見上げちゃったりして。
・婆ちゃんの呪文(宮城)
住む所は違ってもそういう血筋の人だと解ったから教えはったのか、来客者は皆教わるのだろうか。
どちらもなのかなぁ。
・振り袖(福島)
持ち主の念が強いと、そうなるんだろうか。
「いや!どうしても着たい!」というばかもんおったらどうなっちゃうんだろう・・・。
・神鎮(青森、だけど秋田の話でもある)
弘前ねぷた祭りの絵師の方の話。
神様も「この人間なら」と見込みはったんかな。
馬頭観音
失礼な事しちゃいかんのだ。
損傷が「馬に蹴られたような状態」てのも凄まじい。
民話として語り継いで欲しいくらいの話である。