社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

一晩置いたカレーはなぜおいしいのか

セブンイレブンの「華麗なるカレーパーティー」が気になる。

「一晩置いたカレーはなぜおいしいのか 食材と料理のサイエンス」(稲垣栄洋/新潮文庫)読んだ。

カレーの唐辛子ってあんまり意識してなかった。
唐辛子のカプサイシンによってエンドルフィンが出て脳が快感を覚えるんだそうだ。
材料についての雑学以外にも「カレーのじゃがいもが煮崩れないコツ」等の説明もある。
カレーのじゃがいもは水、低温から茹でるのか・・・。
最近は圧力鍋でガツーンと炊いているが、確かにそんなにおいもが崩れてないような気が。
男爵とメークインはどっちかいつも悩んで適当に選ぶが、カレーにはメークインなんだな。

・・・という感じで野菜サラダ、カレーライス、朝ごはん、チャーハン、お好み焼き、そば、お寿司、フルーツパフェ、ショートケーキを挙げながら、其の材料について解説されている。
レタスの花って見た事なかった、そうだったのか。
ナスの木って想像つかない。
木になるらしいです。
人間の消化を助けたり精がついたりする成分っていうのは、実は身を守る為に生み出した成分だとか。
食べる側には敵っぽいのに、其れも活かしちゃうって、凄いな。
「何故其の野菜はそういう形をしているのか」「何故其の料理に其の食材を使うのか、食材以外でも其れを使うのか」が解っていたら、色んな応用が利くのかも。
大根おろしだって、直線ですり下ろすより円を描くようにやさしくすり下ろす方が辛みが押さえられるんである。
ベターホームで料理習ってた頃、大根おろし作る時に「優しい気持ちでおろすと辛くないんですよ」と説明され、確かに「優しく穏やかに・・・」とおろしたらマイルドな味になったような。
気のせいじゃなく、優しさにプラスしてセラミックの丸いおろし器でやさしく下ろしていたからなのかも。

フルーツの品種改良はトンデモの人らが発狂しそう。
可食性・美味しさの為に結構がっつり人間の手が入っている、ああいうの嫌いそう。

一家に1冊あると良さそう。
食育にも役立ちそうだ。

どうでもいいけど悲しいニュース:
ベターホームのセラミックのおろし器、今は取り扱い無いみたい・・・。
運が良ければ同じようなやつが買えるのかもしれないが。

手をすらなくて済むから便利なんですよう。
(何度スライサーで手をすって血の下味付けた事か・・・)
今持ってるやつは大事に使おう。