社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

歌者-utamono-/山内総一郎

CDはそこそこ買ってて大体積んでるものの色々聴いてはいる。
ただ感想を書きあぐねているだけで。。。

山内総一郎ソロ「歌者-utamono-」の話である。

ギターインストでもなく、弾き語りでもなく、歌もの。
一体どうなるんだろう?
・・・・と聴いてみたら、”良質のポップス”というやつだった。
上手く説明しづらいけど、シンガーソングライターの”シンガー”が勝ってるような。
たまにひょっこり変なコード入る(好き)。
ピアノが印象的だよなぁ、と思ったら、ピアノで曲作りはったそうである。
なるほど。
ピアノ以外の鍵盤があっさりしていたり、あっさりしてると思ったらデジデジしてたり。
もしダイちゃんだったらモーグやオルガンでガツーンと入るんだろうなぁ、と想像してみる。
山内っていいソングライターでいいシンガーだよなぁ。
正直自分はコアめ、プログレッシブなのが聴きたかったし、思う存分ギター弾きまくってるのが聴きたかった。
でも其の気持ちが一瞬で飛んだ。
時代だの流行りだのも関係なく、ただ”良い音楽”が純粋に其処にあるんだ。
まっさらな、まっさらでいて懐かしくもある。

で。
こういう歌詞なー。うーむ。
でも今ウケるのはこういう感じの具体的というか何というか、誰にも委ねずに細かく書いちゃう感じなんでしょう。
フジで演るには、個人的な想いが溢れ過ぎるんだろうし。どんだけしむしむ好きなん。
とはいえあんまり違和感ない。
余ったり駆け込んだりせず、メロディーに綺麗にのっかってるから。
其処んとこが見事だわ。見事過ぎる。

と言いつつ、森羅万象を描くような自由奔放なギターを思う存分聴きたい(観たい)し、特殊奏法の教則ビデオをDVDで再発して頂けたら。
なむなむ。





もしかしたら“喪の仕事”がきちんと十分に出来てなかったのかもだ。
下手な事は言えなかったろうから。