社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

松隈ケンタ流 ロックDTM入門

まんぼー解除で浮かれる輩おるんやろなー。
まだまだ気は抜けない筈なんだが。
少なくとも自分の観測範囲ではまた増えてきてるように見える。

松隈ケンタ流 ロックDTM入門」(リットーミュージック)読んだ。

WACKの方々の楽曲でお馴染みの人である。
バンドも諸事情によりあんまり動けないだろうしセッションオフ会があったとしても行く気力が・・・だしバクホンは兎も角ミリキューとかコピバンやりたいけど無理やんAX-Edge持ち込んでええか?アレでだったらミリキュー弾けるかも、多分弾けると思う、弾けるんじゃないかな、ま、ちょっとテンポは下げて、しかしAX-Edgeってまだ手に入るんだろうか出来れば黒いの欲しい(でもほんとに欲しいのはKARMASTER、軽くて音のすごいギター欲しい)・・・
そんな自分はもうDTMで独りでバンドやるしかねえべや!なので”ロックDTM”とは激しく気になる。

曲が出来る過程が面白い。
曲作りの裏側を知る事が出来て。ファンにはよかろうなのだ。
初心者のハードルがっつり下げにかかってるので、ああいう曲作りたい人や「アイドルになりたいけど誰に楽曲提供頼んでいいか解らないから自分で作る!」な人には良いかもしんない。
残念ながら「ベースをこう打ち込むとエモい、モノホン感出る」「シンバルチョークをソレっぽく打ち込むコツ」みたいな話は無い。
そういうのを知りたかった。
抑もベースは下手に凝らずにルート弾きで、である。
確かにベース凝り過ぎたら歌メロ作りにくそうである。

どんな機材が必要か、から説明がある。
「機材はローン組んで買うな」とのアドバイスまで。
親切である。
打ち込みはドラムから始める。
松隈さんもスネア、タム・・・と1個ずつトラックを分けてはる。
1個ずつでトラック分けると叩きにくくないのだろうか・・・と思うが、最終的に形になったら良いのだろう、細かいミックスがしやすいそうだ。
ベースはまずざっくりルートから。アレンジは後から。
打ち込みでもコンプ掛けるのか。
ドラムにも掛けるのか。
ボーカルは帯域で調整していく。

ざっと解説した後で実例「セミのチャーハン」挙げながら細かく説明していく。
ドラムのリファレンス*1怒髪天なんわろた。
兄ィご存知かしら。
以前「怒髪天に影響受けたバンドがいない」みたいな話してはったけど、或る意味いるよ!

最後にアユニ・Dとの対談が載っている。
ひさ子さんから直接教わるってええなー。素晴らしすぎる。

DTMとはあくまでも”音楽を作る”ツールなんだな。
”音楽を演る”というノウハウが欲しいし、今後そういうDTMを頑張りたいのだが・・・という自分の振り返りにもなった。

どうでもいいニュース:
「シンバルチョーク」という言葉を初めて知った。
クラッシュシンバルを叩いてすぐ掴んでミュートするやつ。
「ガラスの街のアリス」でどうしたものか・・・ってなったやつ。結局エディタで音を詰めた気が。

*1:要は”参考”元