社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

社会学講義

此処んとこ大騒ぎの件、何が何やら解らなくなってきたが、一つだけ言えるのは「大学で社会学やってました」「あほの子だから理解足りないけど社会学って面白いです」てな人間がそう言い難くなってるのが、辛い。
どんな性別の人が偉いんでもないしどんな考え方の人が偉いんでもない。
ただ差別がダメなんだ、意見が違う人を馬鹿にするのは違うんだ。
議論と罵倒は似てるようで全然違う。
「そういう問題じゃない!」と言われそうだが、素人から見てたらそんな感じに見えますよ。

社会学講義(富永健一中公新書)読んだ。

「基礎社会学B」のテキストか参考図書に指定されてたんちゃうかな、買うだけ買って読んでなかった。
(と思ったがマクロ/ミクロ社会学や構造社会学関連に執拗に線が引いてあったからちゃんと授業で使ったみたい)
Aが割とゆるいというかとっつき易かった記憶がある。
まだ「フェミニズム」が新しい概念だった頃、Aのテキストでフェミニズムについて知ったような。
あの頃はまさか理論社会学を主専攻にしてコアな通年の特講(by恩師)取るとは思わなかった。
恩師から教わる理論社会学は訳わかめな割に面白かった。
因みにそういうとこで論の詰め方に触れているので、今インターネッツ社会学者ヅラして感情の赴くままに暴言吐きまくってる輩きらーい☆〜(ゝ。∂)

其れはさておき。
めんどくさーい!
もう珍紛漢紛なんで、ざっくり「そんな事もあったなぁ」的にゆるく読む。
幸い、要所要所で纏めが入るので解りやすい。
(何故大学時代に読んでなかったんだバーカ!)
社会学とは何か、から講義が始まる。
其の為にまず社会を定義する所から。
ざーっと読んでて、理論、或いは生態学みたいな他の学問を使って分解・分析するのが社会学なんかなと思った。

最近の一部の人文学系の学者、特に社会学者の言動で「くそじゃん」って思った人に読んで欲しい。
結構前の本だけど(発売は阪神淡路大震災の直後くらい)。
あんなに雑じゃいかんのですよ。
社会問題見つめて理論詰めて考察していきましょう、って社会学者に失礼だ。

どうでもいいニュース:
とはいえピンキリだもんな。
どっかにフィールドワーク行くゼミもあれば統計学がっつりのゼミもあればチャラい人大集合のゼミもあったもんなー。
福祉系なら実習あっただろうし、マスコミや産業系だとまた違うノリだったんだろう。
自分とこは教授が何やってんだかよくわかんないけど色んな意味で微妙なとこだった。