社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

凍った脳みそ

仕事納めが年末ギリギリ、仕事始めが三が日終わって即、と知る。
嘘やろ?
大掃除せえへんで???
せえへんで???

「凍った脳みそ」(後藤正文/ミシマ社)読んだ。

アジカンのゴッチのCOLD BRAIN STUDIOが出来る迄、そして機材が揃っていく過程を描いたノンフィクション。というかエッセイ。
あとがきに「スタジオづくりにまつわる冒険譚でもある」とある。大冒険だ。
下手な小説より面白い。
ドラマ化してくれしろよしてくださいNHK
文章のテンポが良いな。
ちょっとめんどくさいけど。
脳みそが凍ったり解けたり。
至って真面目に書かれているが、こんなにお茶目さんだったんだー、ゴッチ。

アンプって黴生えるんだ。初めて知った。読んでて草生えた、黴じゃなく。
天日干しした事を気にしてはったけど、野外ライブの時の事を思えば大丈夫そうな気がする。
”弟子ケイタ”もご存じなんではって気もしたが、そう思われがちだからこそ誰にも聞けなかったのだろうか。
アーティストイメージ守るのも大変そうである。
(同時進行で読んでる二井原さんの自伝の某エピソード思い出しながら)
コンソール置くのもダイニングテーブルでもええやん実用的で。
勿論特注デスクに一式置かれる訳だが、音の面での心配は無かったんだろうか、と本気で考えたり。
卓に木材置くかどうかで音が変わるとか、木材もどの木材が良いとかあるんでしょう?
堂本の剛さんは水晶置いてたんだっけか。(今は知らん)
其れを言い出すと、そもそも弁当屋の下のアンプがモフったり”黒くて小柄な君”が階段下でひっくり返ったりしてるような部屋をスタジオにして大丈夫なのだろうか?
ってなるのだが。
ゴッチが音楽制作に専念出来るならいいのか。
DAWだし。

そうやって生まれる音楽だから面白いのかもなー。
ゴッチソロも(機会あれば)聴いてみよう。

ゴッチもCubaseユーザだったんだな(今は完全にProToolsなんだろうか)。
ドラムが完全ステップ入力(手書き)なのが意外である。
実機叩くのは防音してても難しいのかもしんないが、鍵盤かなんかの指ドラムにしたらよかったのに・・・と思うがそうしない理由があったんだろうなぁ。