社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

時のきざはし 現代中華SF傑作選

「時のきざはし 現代中華SF傑作選」(立原透耶・編/新紀元社)読んだ。

以前「折りたたみ北京」は読んだ。
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あと謎SFも。
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「時のきざはし」は浪漫がありますな。ロマンというより浪漫。
いやあ中華SFって奥が深い。何処のSFも奥が深いか。
めっちゃ面白いのとそれなり・・・ではなく、どれもこれも面白かった。
単純に自分好みの作品ばかりだったというか。
色んな事忘れてガーッと読んでた。
此の路線で他にも読みたい。続編出ないだろうか。
というのも、序を読む限りその作家の人気あるやつ・持ち味を敢えて外したっぽいのが結構あったもので。
そちらも気になるんだよなー。
作家で掘っていくか・・・日本語訳あるんだろうか。

面白かったとか色々。
・異域/何夕
食糧問題を解決する農場から脱走した家畜を何とかしろという話だが・・・という話。スリリング。
”落とし前”つけなきゃならんのだよなぁ。
・勝利のV/陳楸帆
やっぱりこないだのオリンピックに仮想空間での開催求めたくなるもんなのだな。
余裕で(?)ソーシャルディスタンシング出来るし。
クラフトワーク明和電機をスポック一等航海士の特徴を融合させたアバターって、どんなん。わろた。気になる。
・済南の大凧/梁清散
清末スチームパンク。なるほど。
ここら辺の時代ってスチームパンクと相性良いのかな。
・人骨笛/吴霜
ファンタジーとSFを重ね合わせると美しいなぁ、と。
・落言/靚霊
コミュニケーションの物語。
心温まる話・・・でもないか。
自分はいい話だなぁ、と思った。

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