社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

機龍警察 白骨街道

こないだ仕事帰りにお米5kg+普段の買い物担いで坂道上って帰って来られたんでまだまだ元気じゃわ。
と己を過信した昨日、肉と野菜と日用品買い込んで帰って来たは良いが・・・帰宅して一気に疲れが出て一旦座ってから動けず。
つら。

「機龍警察 白骨街道」(月村了衛早川書房)読んだ。

正に「この国はね、もう真っ当な国ではないんだよ」「だが、それでもーー我々はできる限りのことをする」(p.33)である。
できる限りのことをしなければ生き残れない。どんな目に遭わされるのか。

ミャンマー奥地で捕まった国際指名手配犯の引き渡しに特捜部突入班メンバーが行かされる。
彼らならゲリラだのなんだの潜り抜けて生きて帰れる・・・からではない。
其処には色々思惑がある。
ミャンマーと今回の事案の裏側と捜査から外された城木の赴いた京都と、
段段各パートのインターバル詰まってくるから緊迫感も否応無しに高まってくる。
インパール作戦にも擬えられていてヘヴィなのは覚悟していたが、ロヒンギャ虐殺etc.ミャンマーの闘い以上に京都パートがヘヴィだった。
こないだツイで「お買い物しに山を下ってきたら道が無かった」てな動画見たんだが、見たのが読み終わったとこだったんで「RPGぶち込まれなくてよかったっすな」だった。
其れもどうかと思う。

機龍兵自体は出てこないものの機甲兵装のバトルが良い。
警察小説ではあるんだろうけど、機甲兵装部分はがっつり読みたい。かっこええもん。
他にあんなん読める作品無いやん。
(しかも捜査班の捜査・追跡のスリリングなとこと同時に味わえるっていう)
話が進むという事は其れだけの時間が経過しているという事、機甲兵装も進化してる。
まじか!?な進化遂げてるやつも登場している。
關さんかっこええ・・・痺れるぜ。いずれ相対する事になるんだろうけども。

とはいえなかなか物騒である。
龍髭の件とか。
姿さんも不穏だし・・・。
てかシェラーまじかよ。信じないぞ。
何となく沖津さんも色々隠してる気がする。
寒河江はしくじったんで消されたんだと思ったが、どうなん?