社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

medium 霊媒探偵城塚翡翠

キツいのは辛いが、無かったら其れは其れで不安になるし、じわじわ来られると何も言えねぇ。
其れが副反応。
1週間経ったら落ち着くかと思ったのに、軽くFit Boxing2やったら凄まじい筋肉痛が2時間後くらいに来たし、「ほんのり痒いけど掻いたらヤバいって本能で解る痒み、かと言ってアレグラ飲む程じゃない」という地味な痒みが来ている。
エモく出たらTwitterで呟きまくってやるぜ!おばか日記のネタにするぜ!なんだけどなぁ。
そういう平和な愚痴で済むレベルでよかったんだ、うむ。

「medium 霊媒探偵城塚翡翠」(相沢沙呼講談社文庫)読んだ。
表紙イラストは「Another」「屍人荘の殺人」の人やんね。

霊媒・城塚翡翠の死者が見えたりする能力を使って推理作家・香月史郎が謎を解いていく。
合間に連続死体遺棄事件の犯人らしき述懐が・・・。
霊媒がいるから犯人は解る。現場に行けたら被害者憑けて話聞けなくはないし。
(多分読者も誰が犯人か、くらいはすぐ解る。ミステリ読みさんだったら、トリックもすぐ解るかも。)
だが物的証拠が無ければ警察が逮捕出来ない。
はてさて。
ちょとネタバレするある。
キモキモサイコさん苦手じゃなかったら読むよろし。





各話の謎解きを最後に”おさらい”する、一粒で二度おいしい系。
一旦解かれた謎を最後にもう一回ひっくり返して「あーっ!」てのは時々ある。
京極先生の「死ねばいいのに」がちょっとだけそんな感じ。
他にもあるかも。
此れは一回解いた謎を違うトリックで解説。ご本人が仰る通り、あんまり無さそう。
そこんとこが面白かった。

確かにあざといわなぁ、あのキャラ。
ただフィクションだから、そういう不思議ちゃん的キャラでも違和感は無い。”そういう人”として読んでた。
トリック以上に、そっちで「やられたー」ってなった。
「探偵志望でなくとも、わたしたちは、名探偵の眼差しを持たなくてはなりませんよ」(P.406)って言葉は読者へも突きつけてるんだろう。
で、”名探偵の眼差し”で読むと余計絡まってくるっていう。

「invert 城塚翡翠倒叙集」はどうなるんだろう。
何なら「medium」を逆手に取るようなネタもあるのかな。

どうでもいいニュース:
女性の下着のパンツを何と言えば違和感なくなるか。 パンティは論外として、ショーツも微妙に違和感あるなぁ、と。
かと言って、おぱんつだと雰囲気台無し。