社会学的ラブソング・改

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怪異の民俗学1 憑きもの

「怪異の民俗学1 憑きもの」(小松和彦・編/河出書房新社)読んだ。

憑きものについて、歴史、文学、フィールドワーク結果、医療現場等・・・様々な分野から論文を集めて考える。

憑きものとは病気・困り事に関する解決の一つ、心の落とし所なんだろうなと思った。
医療とは両立する、ただ医療で「こういう原因ですよ」と示せない場合に違うアプローチで「こういう原因ですよ」と提示する。
何等かの「こういう原因ですよ」があれば、無いよりは安心できるかもしれない。
憑きものの方を「病気だった」とする事も出来る。
迷信だとは思いつつも疑われない為に言動に気をつける、という話もあった。
そして限られた範囲での秩序を守り”平等”にする機能もあったのか。
昔の話だろうと思っていたが、登校拒否の原因を”障り”として憑きものの所為にするという論文があった。
妬みがそうなっちゃうという。
其処まで強い妬みだと、妬む方もしんどいんじゃないかね・・・と思ったが、「あいつが気に食わん妬むぞ」→「苦しんでるザマァ」で満足するのか。
なんだかなぁ。。。

で、“機能”として強力故に安易に扱えないのも重要なんでしょうな。
“返される”事もあるし、代償も必要なんかもしれん。

紹介されている憑きものは今、どうなってるんだろう。
もしかしたら昔は各集落で憑き物として完結していたのが今はSNSに溢れ出てるのかもしんない。
SNS時代ならではの新たなやつが生まれてたりとか。

どうでもいいニュース:
もしかしたら「実例集」みたいなやつ好きなのかもしんない。