社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

ああ夢城+歴史のふし穴

「ああ夢城+歴史のふし穴」(岡峰光舟/ロフトブックス)読んだ。

大阪の先行物販で先行ゲッツ。
サイン本欲しい人は全国にいらっしゃるので、大阪で先行物販待ちながら今後イベントで手に入るのでしょうけどもロフトのWebショップで時々数量限定でサイン本販売したらいいのに、てな話をしていた。
某・流泉書房が筒井康隆のサイン本売るみたいな感じで。
如何でしょうかロフト様。
あと「サイン無くてもいいからいち早く読みたい!」と仰る方もいらっしゃった。
「クイズ!オンリー1」出演時に数多のファンが薦めまくったWeb版あるからそっちでも読めるべや、と一瞬思ったが、それとこれとはべつ。
紙で読みたいよね。

・・・とか言うてる間に発売日である。
「サイン無くてもいいから早く読みたい!」と仰ってた方は無事予約・購入出来ただろうか。

まえがきに「どの話から読んでも楽しめるのがコラムの長所」とあるので、友人が「推しが推しについて語ってる」と言っていた「ああ夢城」の第31回から読んだり。
グラビアの岡城の写真にヒイッとなる。
光舟は高いとこ大丈夫なのかな。高所恐怖症で城めぐりは出来ないか。

人柄と解り易さで生徒に好かれてる先生の脱線話のような面白さ。
フランス語はもう解らないけど授業中に聞いた「フランス語話してても関西弁が滲み出る」「貧乏なフランス人はじゃがいもと玉ねぎ食うてた」という話のような。
妙に面白くてよく覚えてるんよね。
因みに高校の日本史の先生は脱線話から想像するに天皇も摂政・関白も将軍もボロカス言うてたから体制というもんが嫌いだったっぽい。
大学の日本史概説は単位貰った以外の記憶が無い。

「ああ夢城」は城の話をディープに。
ちゃんと読んでるようでちょいと忘れていた、改めて一気に読み返して「現存天守篇」だけで1年連載してたかー、と思い出す。
石垣の話は城好きの需要高いようで「石垣見て俺ならどう攻めるか考えるのが楽しい」という城好き(バンドのギター)さんにこの連載教えたら大変喜ばれた思い出が。
「情景泥棒」のサイン会で其の話したら「連載終わるよ」と言われたのはいい思い出(よくない)。
男子って石垣好きよねー(偏見)。
でもなんかわかる。
件の城好きさんに仙台城址の写真頼まれた時に石垣観て「言われてみれば確かに綺麗、面白いわ」と思った。
そりゃ光舟も「ああ夢城」で石垣についてめっちゃ語りはる訳だ。

「歴史のふし穴」は事務所社長が「思い出していたたまれない(涙)」と仰る位いたたまれない、身も蓋もない、血腥い。
このダークさがTHE BACK HORNらしい、かは解らないけど自分はそう思っている。
「ああ夢城」にも通じる所があるけれど、戦争について改めて考えさせられる。
戦争が無ければ城跡が残っていた、福山城に鉄板貼られてるのが見られたかもしれない。。。
歴史に”if”は付き物なのかもしれないが。
一方で洋食のエピソードも。
東京・神奈川在住だったら、「歴史のふし穴」片手に洋食巡りしてたんだろうなぁ。
カレー南蛮気になる。
えきそばは姫路行った時に食べてこよう。
それにしても”不倫した妻は相手ごと打ち果たせ”はさておいて現代日本で死者が多数・・・って、そんなに不倫とかしてるもんなの世の中?
(怖くて誰にも聞けない)

推しというか大好きなアーティストが大好きなモノについて全力で語ってるのが読めるのはとても楽しいし、嬉しい。

どうでもいいニュース:
光舟的に明石城ってどうなんだろう。
最初から天守閣の無い城。
実は珍しくないとあるが、地元の歴史スキーの浪漫を掻き立てるには充分だったようで、何故無かったのか?を考察した連載が神戸新聞に載ってた。
(確か書籍化もしたはず)