社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

ゴーストハント6 海からくるもの

華氏451度」読もうか怖いなどうしよう、と考えてたら「100分de名著」で取り上げられていた。
観ながら考えよう・・・で盛大にネタバレした。
でも読む。多分。

ゴーストハント6 海からくるもの」(小野不由美/角川文庫)読んだ。

ピンチですよ、今回。
能登の隠れ家的高級老舗料亭から少女の身体に痣、背中に戒名(割とえげつない)・・・其の家では代替わりの度に多くの死人が出るという。動物も死ぬ。
お祓いに来た其の筋の人まで・・・。
現地に赴くも家族は誰も語ろうとしない。不吉な子供達。
挙句にナルが祓おうとして取り憑かれてしまうっていうね・・・どーすんだ。

今回は”和”のあれやこれやが大集合!である。
マレビトとか六部殺しとか。
読んでてちょっとテンション上がりますな。「キターッ!」てな具合で。
最後まで「お前かーい!」である。
確かに”海からくるもの”ではある。きてたんやん。
麻衣、夢の内容全部話さなくてだいじょぶかね、と思っていたが一応解決。
綾子の力の秘密も明らかになったり。
確かに都会の学校では不利そうである。ただ「鮮血の迷宮」の時は使えなかったんだろうか・・・。
真砂子と麻衣が妙に打ち解けてるのが面白い。
同じ人を同じように好きだったら「わかるー!」って、相通じるものがあるんだろう。
あんまり学校行ってなさそうなんで、女子高生トーク出来てよかったな。

解説が「残穢」の監督さん。上手いな。
確かに「残穢」ぽいとこもあるかもしれない。
個人的には「ゴーストハント2 人形の檻」にも通じるような気がしていた、もしかしたら”血筋と土地”というのは小野さんの作品に通じた裏テーマだったりするのかもしれない。

で。
次の「ゴーストハント7 扉を開けて」で最後なんだが・・・どうなるんだ。