社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

騙し絵の牙

猫も!杓子も!faniconなのかよッッッ!

「騙し絵の牙」(塩田武士/角川文庫)読んだ。

騙し絵の牙 (角川文庫)

騙し絵の牙 (角川文庫)

雑誌編集長が上司に廃刊仄めかされたり部下や取引相手である作家に振り回されたりされなかったり部下とは割り切った付き合いしてるし、社内ごたごたしてるし担当雑誌守ろうとして頑張ってるうちに奥さんと娘の心離れるし・・・さてどうなるんだ。
と、わやわやしている。始終わやわやしている。面倒臭いくらいわやわや。
話畳まんのかーい!
と思ったらエピローグで一気にすぱあああああんと急展開して見事着地。
別の小説かと思った。
なので読み終わると凄くすっきりする。
ええ作品読みましたわ。

そして、確かに大泉洋

コラボとして、良かったかもしれない。
大泉洋のイメージ無くても読めるし、仮に無かったとしても各章の扉に大泉洋の写真登場するから「速水ってこういう人なのか」と解る。
其れを逆手に取るのかと思った。取ってるといえば、取ってるのだろうか。
個人的に映画「アフタースクール」思い出した。
だが浮気する大泉洋はやだわ・・・ってなった。鬼畜でもサイコでもいいんだけども、浮気はにょうさんのイメージに合わない。

どうでもいいニュース:
どーやら作者、自分の後輩にあたるらしい。あの先生のゼミやったんかな?とか考えたり。