社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

ハサミ男

とうとう或いはやっと緊急事態宣言出ましたな。
「お、出た出た(うんこみたいに言うな)」と呟いてしまった。
尚、わたしのうんこはまだ出ません。

ハサミ男」(殊能将之講談社文庫)読んだ。

ハサミ男 (講談社文庫)

ハサミ男 (講談社文庫)

美少女に研ぎ上げたハサミを首に突き立てて殺してるハサミ男、3人目のターゲット決めて現地確認したりしてるうちに誰かに真似されて殺されてしまう。
犯人を知ってるのはハサミ男と犯人・・・と言われて犯人を追っていく話である。
色々ネタバレあり。





人数合わないから叙述トリックあるかと思った。
「あるかと思った」レベルじゃなかったねぇ。
お前かよッ!妙にするするハサミ男に迫っていくと思ったら。
美味しそうでハサミ男も褒めるミートパイも実は・・・とさえ考えたが、流石に其処までは。
みんな頭おかしい。
ハサミ男、医師、犯人、被害者(3人目)、その家族・・・いろいろおかしい。おかしい具合は様様だけど。
まともそうな磯部も、”被害者”にホの字で。そんなんで刑事やってて大丈夫なのか。
後半の展開は壮絶だけど一周廻って爽快感覚えるくらいなので、おっぱい変態野郎*1よりは好感持てるな。
それもどうかと思うが。
ハサミ男と被害者(3人目)は相対して欲しかったなー。
あれはやっぱり続くんですかね。違う方向に目覚めたのかと思った。
美少女にハサミ突き立てるのは鮮やかなもんなのに、自殺は出来ひんもんなんやな。医師が止めてんのか。
読み返すと楽しそう。さてどうしましょ。

ところで此れ、映画化してたん・・・

ハサミ男 [DVD]

ハサミ男 [DVD]

  • 発売日: 2005/11/25
  • メディア: DVD
粗筋見て、なるほど。
そうするなら実写化も可能そうだな。

どうでもいいニュース:
ピストルズの「プリティ・ヴェイカント」を「スーダラ節」で歌うやつ気になる

*1:我孫子武丸の「殺戮にいたる病」、未読の人は読んでみよう☆〜(ゝ。∂)