社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

倒れるときは前のめり ふたたび

正月休みエクストラショット追加。
本当は好きロンイベントの為にCD買いに行く筈だった、だがこのご時勢に気軽に神崎川も淀川も越えられないねぇ。。。
もう通勤経路の途中ではなくなって久しい。

「倒れるときは前のめり ふたたび」(有川ひろ/KADOKAWA)読んだ。

ダ・ヴィンチ」読んでて有川さんの改名の由来について書かれていると知って、読む事にした。
「倒れるときは前のめり」はまだ読んでない、今度読んでみよう。

ルーツに新井素子あるの、わかるわぁ、な文章。
小説読んでる時はあんまりそう思わなかったが、この本のエッセイの文章は新井さんの勢い、ワクワクする文章の血を引いている。
(そして今まで読んできた作品思い返して「なるほどぉ」と)
改名の由来については面白いご縁があったんだな、と思った。
「面白い」と言うと誤解を招くかもしれないが、
いつか彼が主人公の物語を読めたら嬉しい。
「復興の書店」(稲泉連小学館文庫)、読んでみよう。

例の神戸のクリスマスツリーの件も掲載されている。
何でまた主催だけじゃなく神戸市に“アプローチ”しはったんやろな。
・・・と疑問形で書いてるけど、別にその理由を誰かに問うてる訳ではない。
“正しい怒り”を表明する人に対して避難しましょう、という気遣いまでしてくださる方が
産経に寄稿する事で“当事者”になってしまったからか。
個人的にはあのツリーは自分らに酔ってて「神戸でなくても良かったんでは」という感じがしたから凄く厭だった。
当時を思い出してどんよりしてしまった。

しかしこの本読んだ後だと感想が書きにくいな。
ネガティブな意見と誹謗中傷の境目というのは地味に分かりにくいのではないだろうか。
受け取った側が「誹謗中傷だ!」と思えばそうなんだろう、だが書く側に何処までその意識があるのだろうか。
「この人嫌い!作品嫌い!」と論ってたらそれは誹謗中傷にあたるのだろう。
ただ最近は「それはよろしくないのでは」と苦言呈すだけじゃなく、受け手が期待しない事言われたら「誹謗中傷だ!」って弁護士さんから連絡来ちゃうんでしょう?
(それは有川さんとは全く関係ないとこの話だが、ああいう手合いについては有川さんから見てどうなんだろうな・・・)
況して好き過ぎて極端な方向に向かってしまった結果、作者を傷つけてしまう事もある訳で・・・。
それが不愉快なのは理解した。
有川さんの作品の感想を幾つか書いてたが、これも誹謗中傷になってしまっていたのかもな・・・と怖くなった。
何も言えない。
言葉を選ぼう、という話ではある。

どうでもいいニュース:
言葉を選びに選んでオブラートぐるぐる巻きにしたら「杜子春の感想で中学生が人生語る」みたいになった事が。