社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

東北巡霊 怪の細道

昨日の生ミリキューどうだったのかしらん?とあちこち見ていてモヤモヤしている。
結構「冗談・比喩でもそれは拙くないか?」てのがあって。

「東北巡霊 怪の細道」(高田公太、高野真/竹書房怪談文庫)読んだ。
怖いので書影無しです。
「東北は文化的に怪異が~」みたいな事を震災の話に絡めて言われがちだが、あまり”東北ならでは”な感じのする話は案外多くなかった。
東北の方が体験するのは東北以外の土地の出来事だったりもする。
全体的に湿っぽい、滴る感じがあるのは気のせいだろうか。
震災、或いは震災を思わせる話は少しある。
震災以前の問題だろ、それはあかんわ、な話も。
何で役場に苦情が行ったんだろう、その店どうなったんだろう?と話自体とは関係ないとこで気になった。

東北と言っても広い、岩手や福島だとまた違う感じの話があるんだろうなぁ。
”巡霊”は続く、きっと。

雨の降る様子を”ぶとぶと”と表現してはるんが面白いというか、気持ち悪くて怪談ぽくてでもめちゃくちゃ伝わるなぁと思った。
そういう怪談の楽しみ方もあるのだな。