社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

琉球奇譚 キリキザワイの怪

今週、一層暑さが厳しくなってるの、気のせいだろうか・・・?

琉球奇譚 キリキザワイの怪」(小原猛/竹書房怪談文庫)読んだ。
こちらも怖かったので書影はありません。
「怪談総選挙2019」で「沖縄怪談」って書いてたけど、「琉球奇譚」だった。
「忌み地 弐」で思い出して、興味持ったのだった。
沖縄は本土とはまた違うとこがあって、日常の中に怪異が普通に当たり前に入り込んでいる。
それが現在も生きている。
お医者さんが検査結果だけじゃなく神がかりや霊感について話をする、というのもそういう沖縄ならではなのかな、と思った。
訳がわからない、おかしくなっているように思えるけれど、それはそれで違う方向から見ると筋が通っていて、そちらのやり方で決着させるのだろう。

で、沖縄ならではな所もある一方、お盆やお墓を大切にする事etc.、地域を問わないものなんだな、と思った。
きちんと生きていれば良い事があるし、神様や言い伝えられてきた事を粗末にすれば罰が当たる。

ところで「落ちてくる」の方、ユタの方に相談したらどうなったんだろう。