「疫病神」(黒川博行/角川文庫)読んだ。
- 作者:黒川 博行
- 発売日: 2014/12/25
- メディア: 文庫
・・・という事で姫路の商店街の本屋で買った。
文庫初版、かなり背が焼けて白くなっている。
建築現場の揉め事、ヤクザを使ってヤクザを抑える・・・のも建築コンサルタントの仕事なのか、はさておき。
建築コンサルタント・二宮が取引先から紹介されて請け負ったのが産廃処分場の水利組合長の印鑑貰う為に彼の弱み探ってくれへんか、という案件。
それを追ってボコられたりしてるうちに二蝶会のヤクザ・桑原が「顔貸してくれ」と。
そこからヤクザ屋さんと業者さんと議員さんが書類と人間取り合ってどったんばったんくんずほぐれつおおさわぎさ!
一担当者だったと思われた桑原がするするーっと相棒みたくなって二宮振り回す。
振り回されっぱなしじゃないが。この二人だって一緒にカチコミかけてると思えばどっちかが攫われたり漏らしたり海へ向かってアイキャンフライだったり。
地味に途中で振り切ったり巻いたり追跡に回ったりするタクシー運転手さん凄いと思うわ。。。
さてどったんばったんくんずほぐれつの方は何処と何処がつーつーなのか。探されてる人間は何処行ったんか。
ぐっちゃぐちゃで「図書きながら読めばよかった」「登場人物一覧欲しい」状態なんだが、そこは後半整理される。(図もある)
それ抜きでも知恵・機転と二宮の口と桑原の腕力でどないにでも切り抜けていく。
下手に女を人質に取って脅し掛ける奴おらんので読んでて少し気が楽である。
最後は二宮の正義でがっつり貰うモンは貰う。読んでてスカーッとしますわ。
ふるふるではないけど、良かったねぇ。
パチ行かなければ・・・行くんかーい!
何はともあれ、めでたしめでたし。
どうでもいいニュース:
めっちゃ臭いそう