社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

続々・怪談和尚の京都怪奇譚

実家行かなくて済む(行かない理由がある)のがせめてもの救いだが、「新耳袋」「九十九怪談」「3月のライオン」持って帰って一気読みを目論んでいたのでそれは残念である。

「続々・怪談和尚の京都怪奇譚」(三木大雲/文春文庫)読んだ。

初っ端の大黒様の話、凄い。
大黒様が夢に現れて、そこからお寺の仏像が傷んでいるのが分かり修復する事にした話。
お金が足りなくて大黒様にお願いしちゃう和尚も凄いが、実際に大黒様が修復代を集めていらっしゃる。
しかもその最中に親子を救っていらっしゃるという。凄い。
AIが”見えない人”を検知しちゃう話とか。
人数は答えられるけど、コーヒーを勧める等の”おもてなし”はしたのだろうか、ログどうなってるんだろう。

”憑依”に関する話も色々ある。
怖い話も悲しい話も。
人形はその後どうなったんだろう。こうやってもっと他の目当ての人の元へ帰ろうとしているのだろうか。
おばあちゃんの話は・・・生きてるおばあちゃんでもありそうな気がする。

何はともあれ嘘はいけませんよ、人に恨まれる事はしちゃいけませんよ、という事である。