社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

メゾン・ド・ポリス5

週明け、出勤したら上司の名前が変わっていた。

「メゾン・ド・ポリス5」(加藤実秋/角川文庫)読んだ。

短編だけどきっちり繋がっている。
ある事件から、12年前の未解決事件に関する新事実が浮かんでくる。
迫田さんが真実と共に「何が間違っていたのか」を追っていくが、その最中にも事件は発生するしその関係者からも未解決事件のヒントが。
未解決事件をひよりと共に追う刑事と、メゾン・ド・ポリスのオーナーの伊達さんにも何か因縁があるらしいぞ・・・。
という感じで、未解決事件とその被疑者の件、メゾン・ド・ポリスが出来た経緯が明らかになる。
元・警官は定年退職しても”普通のおじさん”に戻れるとは限らないのだな・・・。
グループホームにすれば助け合えるし、ご近所さんetc.の為にも活躍できる。
活躍といえばfeat.藤堂さんの話もあって楽しい。

あと全体を通して裏テーマに”親子”があるのかな、と思った。
玉置とその親(と親の先輩)、児玉親子の有り様。
児玉親子は歪な感じがする・・・。

面白くなってきた。