社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

ザ・万歩計

しかし昨日の9mmライブはあっという間だった。
ごはん食べて投げ銭でわたわたしてるうちにサポートギター変わってたもんな。。。

「ザ・万歩計」(万城目学/文春文庫)読んだ。

ザ・万歩計 (文春文庫)

ザ・万歩計 (文春文庫)

小説のようなエッセイである。
音楽の話、デビューする前の会社員時代の話、学生時代の話などなど。

そもそも、遭遇する人が面白すぎる。
普通、日常生活で「サボテン もろてん 食べてん しもてん」ってな歌に遭遇する?

ピカリズモ

ピカリズモ

学生生活で「お前ら、先生の言うことにハムかうんやったら肉屋行けッ!」とかいう先生、おった?
長年噛み続けるDJとか、CDが読み取れないとか、ほんまにそんなFM局あるん?
おったんやから、あるんやから「ほんま?」と言ってもどうにもこうにもならない、しかし面白い小説書く人は遭遇する人からして面白い。
目の付け所が面白い、でもそれだけじゃない。引き寄せるんだろうか。

音楽の話、CHAGE&ASKAの話はツイッターでしてはったんでお好きなのは知っていた。
それ以外の音楽の話が、もう。
「ニュー・ソング・パラダイス」ってそのまま短編にしはったらええのに。
こんなんいきなり聴いた人びっくりするやん。
「冬の稲妻」の「You're Rolllin' Thunder」の後の「ッアァ」って有名ですけども。
そんな感じで「わかる」けど一瞬迷うな、「CAN YOU CELEBRATE?」の「たーー」とか。
このラインナップ誰かサンプリングして何か曲作って欲しい。

ほんでお祖父さんの話。ふっと笑ってしまうのに胸がぎゅっとなる。
笑わせてどうなるのかドキドキさせておいて泣かせるなんて、万城目さんの小説そのままじゃないか。
あれフィクションちゃうんか。
でもオニはおったらしい。おったのを書きはったらしい。えぇ。

しかし「今月の渡辺篤史」気になる・・・「ザ・万遊記」も読むべきか。

どうでもいいニュース:
関西弁の「すごい」は盲点だった。「very」の意味の「すごい」、通じにくいのか。