社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないので、はてブボタンは設置してません。

「感染症パニック」を防げ! リスク・コミュニケーション入門

本屋に行けないというのが、こんなに辛い事だとは・・・。
多いとは言えないが家に本はある(積んでる)、買うなら手段は幾つもある。
しかし「行けない」という事実があると却って行きたくなるというか何と言うか本中華。
耐えるしかないのだ、今は。

「『感染症パニック』を防げ! リスク・コミュニケーション入門」(岩田健太郎光文社新書)読んだ。

TLに流れてくる情報は色々ありすぎて訳が分からない、刻々と情報自体もその正誤も変わっていくから尚更。
だったら何か一冊読んでおこうではないか、と。
・・・しかしこの本、感染症自体より、感染症について正確かつ効果的に伝える技術についての本なのであった。
それはそれでためになる。
専門家が分析し、伝えるべき事が語られているか、という篩に掛けられるという事でもある。
数字だけポンだとどう受け止めていいか解らないし、徒に煽るだけの情報だったら一旦スルーすれば良いのだ。
トンデモ陰謀論だって伝える技術には長けているようだが、その技術の傾向を知っておれば大分マシである。

リスク下では人は上手に情報をキャッチ、解釈できないのだそうだ。
何を伝えるか、それが伝わって相手が乗っているか、が大事なのだとか。
言葉のニュアンスも大事。
へぇ、と思ったのが、伝える時に必ずしも客観的・中立的である必要はなく、主観を交えるという事。
数字だけだと良いんだか悪いんだか分からないし、人によって異なるので、そこでリスク・コミュニケーターが「極めて低い事が解っていますよ」と伝えるのだそうだ。
時には医療現場目線だけじゃなく社会的な都合も考慮するとか。

自分が無知だという自覚を持ち、知っておく事が大事なんだと思った。
それは知る対象についても知識も、伝える相手の事も伝える為の技術も。

それにしても岩田氏の本めっちゃ出てる。びつくりした。

どうでもいいニュース:
本屋の店先の新コロ・感染症関連コーナー、トンチキ健康法も混じっているので興味深いけど複雑な気持ちになった。