社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

M.S.S Project Tour 2020 PERIOD -The Next Phase- Zepp Tokyo Divercity 無観客ライブ

MSSPの無観客ライブ観た話をしよう。

MSSPを知ったのははてなブログの人気エントリにあったファンの方のブログである。
ゲーム実況の人達か、そういえば家人がゲーム実況好きでよく見ていて頻繁に初音ミクのテーマ曲が聞こえている。
もしかして?知ってるかな?と問うてみたらまさにMSSPだった。
今回も観ようとしていたそうだがアクセス殺到しているからか重くなってて観られないとの事。
そうなんだ・・・って、スマホいけるで?iPadいけるで?と一緒に茶の間で観ていた。
最初はちゃんとバンドなんだー程度だった。

いやこれヤバいって。

TMぽい。小室さんというよりTMっぽい。
このニュアンスが伝わるだろうか。
キラッキラした(恐らくシーケンサーの)音がもろTMである。
ショルダーキーボードにヘッドセットマイクって小室ファンなら一度は憧れる。軽音時代の先輩がガチでやってはった。
ついでに言えばライブで使われていたショルダーキーボードは自分が欲しいやつである。*1

そしてオケとボーカルの感じが昔の深夜ラジオのデモテープ募集コーナーに寄せられた音源みたいなんである。
それこそEOSとかM1とかのシンセのシーケンサー打ち込み、ギター、MTRでやるみたいな。
上手くはないが決して下手ではない、自宅だから声出せない系の。

ギターはギターでソロ弾き倒す系。
LUNA SEAとかX JAPAN好きでコピりまくってたろ?って感じのソロで。
家人に聞くといい線ついてるっぽい。
あとモテたい・・・というのもあったとか。
それな!
動機として正しい、しかし大抵はそんなにモテない。
それがでかいライブハウスでレーザーがんがん飛ばす中ソロ弾いてんねん。観客いてたらすっごい声援飛んでたんじゃないかねぇ。おモテになるでしょ。
最近はギターソロが無い方が好まれると聞く、そんな時代にがっつりギターソロ弾いてるのって好感しか持てない。
いっそ5分くらい弾いて欲しい。パフォーマンスの方々が踊りっぱなしでしんどいのか。

こんな事書いてたら「ディスってんのかメーン!」と怒られるかもしれない。
しかしあまりの懐かしさに嬉し過ぎて心がのたうち回っていたのだ!途中からなんで2時間くらいだったが、ずっと悶えながら観てた。(心が)
90年代くらいのティーンネイジャーが憧れるやつな。
そこまで主語広げたらいかんのでしょう、少なくとも中高生の自分が夢見たライブがそこには在った。
そんな嬉しい事ってある?
しかも「筋トレしてんねん」「1日に6回うんこする」「ブログでこんな話書いてた」「いやもーちょー懐かしいっしょ!」「これワテ欲しいやつッ!シンセスタンド懐かしいやつッ!」「ベース5弦やろ、だから低音めっちゃ弾ける筈」とか話しながら観られるっていう。
独りじゃないんだ、もう。
“打倒YOSHIKI*2に燃えてまずは両手でお箸が使えるよう訓練しようとした当時の自分に観せたらきっと「“MSSP”に!!!俺はなる!!!」って筋トレ始めてて翌日筋肉痛で苦しんでると思う。
因みに「インドでは左手は不浄の手だから」と先輩に怒られて止めた。

こういうのを21世紀に、令和に聴けると思わなかったよ。
これが今人気なんだろう?
中継前にスパチャで1500万だっけ?最終的に1億超えたんだっけ。すごいなー。
それがまた嬉しいのである。時代が巡って進化して帰ってきたんだ!

どうでもいいニュース:
アルカラと卓郎×内澤弾き語りは見逃した。
「ひとつだけ」カバー観たかったな。
因みにワテは矢野様オリジナルVer.が一番好きだ、空から花びらがふわふわ舞い降りてくるようなイントロが。

*1:あれでHEREやりたい、9mmの「ロング・グッドバイ」のイントロ弾きたい。(テンポかなり落とさんと弾かれへんけどな!)

*2:今は好き嫌いも無くただ「すげー」と思っている