社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

残穢

ここんとこ日記みたいなエントリ続いてたな。

残穢」(小野不由美新潮文庫)読んだ。

残穢(ざんえ) (新潮文庫)

残穢(ざんえ) (新潮文庫)

先週末読んでたやつ。
「鬼談百景」の文庫出た頃に読もうと思ったが、ただ怖いだけじゃなさそう何かありそう(この2冊を一緒に置いとく事自体怖かった)、で敬遠していたが、読むなら新コロでくさくさしてる今、と衝動買いしてきた。
”私”(小野さんかな)が以前著書のあとがきで怖い話を知っていたら教えて欲しいと募集していたが、それを見て送ってきたファンの久保さんの体験した怪異から始まる。
音がする。
探すと他の方からも同じマンションの違う部屋での怪異について手紙が送られていた。
久保さんと”私”で追って行くと、マンションや近隣の団地でも怪異が起こっている、それが厭で引っ越した人がその先でも・・・。
過去にも曰くがありそうだ。
最初の”音”の理由が判明するが、それも別の怪異が原因となっている。
そして舞台は九州へ・・・。
平山さんや福澤さんも登場する。
もしかして福澤さんに引き継がれるのだろうか・・・以前から追っては”色々”あったようではあるが。

残穢」とある通り、怪異とその起こる対象に因果がある訳でもなさそう、ただ残るだけである。
残り、その土地・家に住む等の何らかの条件で伝染していく。
その中で複数の怪異が絡まって・・・ややこしい。
一旦読み終わってから、考察してはる人の解釈を読むのも良いかもしれない。
自分は岡谷マンション・団地の図面を検索した。

何が怖いって、”私”や久保さんにもじわじわ異変が起こる。
偶然っちゃ偶然なのかもだけど。
これが読み手にも起こりそうなところが怖い。
実際、読んでる最中にええタイミングでスマホ鳴った、メール通知だけど肝心のメールが着てないっていうね・・・。
あいぽん変えてから時々起こるので怪異ではない、しかしタイミング良すぎてひゃあッ!てなった。

どうでもいいニュース:
もしかして”タニ”関係あったりします?