社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないので、はてブボタンは設置してません。

平成怪奇小説傑作集2

滋賀の湖中大鳥居がインスタ映えしてあほほど人が道渡るから横断歩道と信号作れ、てなニュース見たが、あれは加門さん的にどうなんだろう?
少なくとも「道(参道?)があって階段があれば渡ってしまうもの、下りてしまうもの、だから何とかしろ」って論調は「財布見えてたら取る」「スカート捲れてたらパンツ見る」って言うのと大差ないような。。。

「平成怪奇小説傑作集2」(東雅夫・編/創元推理文庫)読んだ。

平成怪奇小説傑作集2 (創元推理文庫)

平成怪奇小説傑作集2 (創元推理文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2019/09/28
  • メディア: 文庫
平成の真ん中の10年。
ノストラダムスの大予言はどっか行ったけどマヤ暦がどうとかあったような。あと2001年にアメリ同時多発テロ
何だかんだで不安はある。
個人的にはばりばり仕事して経験積ませて貰って嬉しい事も悲しい事も沢山あってメンタル病んでやっと心療内科行けた時期である。
本を沢山買えて、読めた。
お昼休みに職場からちょっと離れたとこにある紀伊國屋書店に走って「新耳袋」等ちょこちょこと買ってampmでお昼ご飯買って帰るのが楽しかった。
あとTHE BACK HORNに出会って世界が変わった。人生も趣味も、恐らく人間性も。文字通り変わったのだ。
収録されてる中で「海馬」(川上弘美)、「トカビの夜」(朱川湊人)、「水神」(森見登美彦)、「六山の夜」(綾辻行人)、「軍馬の帰還」(勝山海百合)、「芙蓉蟹」(田辺青蛙)、「鳥とファフロッキーズ現象について」(山白朝子)は読んでいた。
「海馬」以外はほぼ忘れているので、読み終わってから「そういえば!」となった。
因みに「海馬」は川上さんの作品で一番好きなやつなので、傑作集に収録されてて嬉しい。

以下、軽くネタバレあり。
気になる方は後日。

なんかグロくなってきた。
1の時みたいなどんより感もあるけど、スプラッタアな作品が増えてきたようなのは気のせいだろうか。偶偶?
バラエティ豊かになった、鮮やかだったり淡淡としてたりする。
特に印象に残っている作品。
・一文物語集/飯田茂実
ロマンがある。
こんな感じのツイッター1つ分の怪談募集してたけど、そちらにはあんまりロマンが無かったような気がする。
(応募して選ばれなかった悔しさで言ってる訳ではない、念の為)
2の中で最も”怪奇”という言葉が似合う気がする。
・水牛群/津原泰水
読んでて怖い以上にわくわくしちゃった。
・トカビの夜/朱川湊人
”怪奇”の所為か悲しい物語が多い中、読んでいてほっとする、読み終わってちょっとだけ微笑む事が出来た話。
・お狐様の話/浅田次郎
物語の狭間から悲しみが溢れている。
何でまたこんな強いお狐様が憑いてしまったのだろう・・・香奈の寂しさ、親の気を惹きたい気持ちにつけ込まれたのだろうか。
・帰去来の井戸/光原百合
これも読んでいてほっとする話。
映画のようだ。伯母さんが吉永小百合

「空に浮かぶ棺」(鈴木光司)は「リング」「らせん」読むなり観るなりしてから読んだ方が楽しめたのかもしれない。。。

どうでもいいニュース:
1のエントリで出版社名を誤字ってた。情けない。(今は修正済み)