社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないので、はてブボタンは設置してません。

2119 9 29

去年から今年にかけて面白そう!と思って読んだ本の中に百合SFがそこそこあった。
百合SFフェアあったやん、あのラインナップから選んで読んだり、既に読んでたりしてた。
其の時から思ってたんだが、BL SFって無いん?
女の子がいっぱい出てくるSFがあるなら、男の子がいっぱい出てくるSFがあってもええんやないか、と安易に考えた。
で、BL読みの友人にお勧め無いか聞いてみたところ、幾つか教えてくださった。

という経緯で「2119 9 29」(凪良ゆう/ショコラ文庫)読んだ。

2119 9 29 (ショコラ文庫)

2119 9 29 (ショコラ文庫)

「ショートケーキの苺にはさわらないで」のスピンオフで、本来はそちらを先に読むべきだったんだが、諸事情でこちらだけ手に入った。
人間に尽くすアンドロイド”ドール”である美優との結婚を夢見る主人公阿部、しかし色々あってドールの製造が禁止され、既存のドールも顔を樹脂で覆われて雑に扱われている。
そういう時代でドールの所持自体が罪なのだが、ある日常連客から”裏ドール”を預かるよう頼まれる。
”裏ドール”の高嶺は無愛想、しかし其れにも理由がある。
その理由が明かされ(明かし)つつ二人の関係が変わっていって・・・という話である。
二人が結ばれていく展開が優先されているのか、其れ以外のとこが割とつるっと上手くいく。ちょっと「ねーわ」と思ってしまった。
とはいえ人間とドールの関係性、特に共に生きて年を重ねていく姿が良いなあと思った。
プロローグ良かったなぁ。

百合SFはSFに含まれるが、BL SFはSFではなくBLに含まれるのかもしれない。
BLという大きな括りの中にSFがある、というかまず最初に攻と受の関係があって、其れを最大限に生かす為の選択肢の1つがSF、みたいな。
雑か。
単純に自分が知らないだけで、BL SFはあるのかもしれない。
引き続き情報求む。