社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

Nothing's Carved In Stone By Your Side Tour 2019-20 at 神戸VARIT.

週の半ばであるが、濃密な約1週間の始まりである。

VARIT.のキャパどんだけだったっけ・・・な番号であるが、入場前の待機場所から判断するにいつぞやのフジよりは良い。
ひな段確保。
入場待ち中に山さんの件を知る。
あんまり調子良くないっぽい話は聞いていたので、「お大事に、あんまり無理しないで欲しい」と思っていた。
後で声帯結節についてググったり、実際に行かれた方の話を伺ったりして、ツアー延期(中止)でもいいから、兎に角後後に響かないよう、長期戦で治すなり良い状態にして欲しい、と思う。無理も無茶もしないで欲しい。待つから。
それにしても最近、喉の不調の話をよく聞く気がする。卓郎もあんまり良くないんだっけ・・・大阪はそんな風に感じさせなかったが、途中一旦下がってはった。

先攻、Age Factory。
ちょっと音が丸く太くなった気がする。一層雄雄しい。3月とはまた違う感じ。矢ッ張り。
タムない?と思ったらスネアの向こう、客席側にあったっぽい。
荒荒しいがよく見ると細かい事してはる。
ベース西口実家のチワワは「生方」と言うらしい。お母上曰く、ウブさんに似てるらしい。
そこは「真一」じゃないんやね・・・。
いかついにーちゃんが「ウブーって撫でてる」ってなんだか微笑ましい。
というか、そういうゆるいMCしはるんや・・・殺伐と歌と音をぶつけて「お前らァ!」ってバンドだと思ってた。
恐ろしいな。
高速道路が海のようって歌うだけ(だけでもないんやろうけど)なのにぐさぐさ刺してくる。
仲良しこよしみたいなん嫌いそうなのに、すごく仲が良い。
仲が良いから全力でぶつかりあえるんやろな。
いいバンドや。

そしてNCIS。
ミシン糸位の細さの銀のワイヤーを編み上げたかのようなドラム・・・って前も言うてた。
同期みたいな音、というかどれが生ドラムでどれが同期なのか解らない。
クールに叩いてはると思ったら、めっちゃ煽ってはる。
なんじゃこりゃまじすげえ、と見入ってるうちに終わってしまった。なぜだ。
ウブさんのギターも細やかで。
あんまり見えてなかったけど、テレキャス使ってはったりして「そうだったんだ!」ってなった。
その下から浮遊するように、でもがっしり支えるひなっちのベース。
拓ちゃんが溌溂と歌えるのは、そうやって支えられてるからか。そして歌・ギターが後の3人を支えている。
MC少なめ。
「みんなが自分らしく生きていることが、自分らしく生きてる自分達には心強い」という言葉が心に残っている。
個人的には気持ちを吐き出してうりゃーっ!という感じではないのだけど、何某かの力を貰った。その力をどう使うのかは自分にもまだ解らない。解るのはその時だ。
ツーマンだけど、NCISだけでユニゾン・時雨のワンマンくらいやってはったような。

好きな、ライブ観たいバンドが増えるのはしんどいけど嬉しい。