社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

怪しい店

「怪しい店」(有栖川有栖/角川文庫)読んだ。
短編集である。
ややネタバレあり。





「古物の魔」「怪しい店」が面白かった。
どちらも何となくこの人怪しいよな、と考えながら読んでいた。
動機までは解らず。
とはいえ、古物への想いが強い人が、凶器売るのかねぇ。
まぁそこは考えなくてもいいのか。トリックが面白いなら。
そういう微妙なツッコミポイントもミステリの魅力のうちだと思う。
潮騒理髪店」、一見ロマンチック(?)なようで「ねぇな」とちょっと思ってしまった。
厭な人の髪、拾いたくないよ。

よく考えたら火村とアリスは対等なので読んでて心地よい。
助手側が一旦推理して、探偵側がボロクソ言いつつ明かしていく・・・みたいなんじゃない。

それはさておき有栖川有栖堪能した後にあの解説は・・・「本の旅人」かどっかで単独で読みたかった。
本の旅人」休刊しちゃったけど・・・寂しい。