社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき

明け方まで除湿つけたら快適に眠れるし寝覚めもスッキリ。
しかし喉が痛い・・・。

「准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき」(澤村御影/角川文庫)読んだ。
角川文庫のツイアカが激推ししてたやつである。
くそ暑い部屋で読んでたら文字がうにゃんとして見えた・・・のは間違いではなかった。
主人公・尚哉は小さい頃にある切欠で嘘を聞くと歪んで聞こえ、聞いているうちに気持ち悪くなる。
文字がうにゃんとしてるのは、嘘ついてるとこなのだ。
なんとなく受講した民俗学の講義の担当の准教授・高槻に”切欠”に興味を持たれ、そのうち助手として怪異の聞き取りに同行するようになる。
その”嘘が分かる”能力を買われて”お祓い”に立ち会う事も。
高槻は怪異に遭遇したい、しかしなかなか上手くいかない。
なのでそのような案件が入ると大喜びする。なんかかわいいな。
で、その正体を解いていく、と。
民俗学と言われてすぐに思い付くようなコアな感じではない。もっとライト。
民俗学という括りには間違いないと思うが。
都市伝説・・・は、そうだな。
と若干モヤりつつも、漸くこのテの小説で素直に面白いと思える作品に出会えた・・・かな。
尚哉の能力が都合よく使われない、都合良過ぎない、あんまり謎解きが雑じゃない。
ちゃんと物語に引きずり込んでくれる、それで十分なのに。
なかなか出会えない。
一体何が違うんだろうね。

どうでもいいニュース:
蓮杖那智シリーズを読まねば。