社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー

アルカラシネマの時の稲ピーと辻ちゃん、BLというより百合っぽい感じがした。
ん?
百合って”軽めの女性同性愛”って書いてあったぞ、Wikipediaには。
そもそも今話題の”百合SF”って何だ。

という事で「アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー」(SFマガジン編集部編/ハヤカワ文庫JA)読んだ。
SFにも色々あるように、百合にも色々あるのか。
分かる、と思えたものもあれば、「いやこれ単にメイン登場人物が女性ばっかりなだけやん」というのもあった。
はっきり書かれてはいないのに”そう”と分かる作品も。
(でももしこれが別のアンソロジーに入っていたら、百合と思うのだろうか?自分には自信ない)
BLとは性別以外にも違いがありそう。
でも具体的に何がどう?と問われると答えられない。
この”ふわあっ”とした感じが、そうなのかな、と。
天井と床のBLがあると聞いた事があるが、百合でそういうのはあるのだろうか。
このアンソロジーにはそういうのもあるのかな、と思ってた。

印象に残った作品。
・ピロウトーク今井哲也
絵柄含め、今人気あるのってこういう感じのやつなのかな、と思った。切ない。
彼岸花/伴名練
”百合”と言われて想像するのはこういう感じだ。
絵として美しい。
・月と怪物/南木義隆
はらはらしながら読んでた。ソフィーアの見た物語、という事か。
深いな。深い恋愛のハッピーエンド。ハッピーなのかどうなのか。
・海の双翼/櫻木みわ×麦原遼*1
文章から絵が想起される。人魚姫思い出した。
残念ながら自分には受け止めきれなかった、何度か読まねば。

それにしても、SF言うたら言語なのかね。

どうでもいいニュース:
冒頭の稲ピー&辻ちゃんに関しては赤おかっぱ&ワンピース*2で女子っぽかったから、かもしんない。

*1:この記述でBL想像する伊藤脳

*2:辻ちゃんは大きめTシャツ、東京はお揃いワンピだったらしい