社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

拝み屋怪談 壊れた母様の家<陽>

「拝み屋怪談 壊れた母様の家<陽>」(郷内心瞳/角川ホラー文庫
この続きである。
sociologicls.hatenadiary.jp
漸くフィクションかも、と思えるようになった。
でなきゃ持たないよ・・・怖い。
加奈江、花嫁人形まで含め、全ての伏線回収、終結
拝み屋占い師大集合!
生きとったんかワレ!
死んでもまだ来るかワレ!
何処までがガチなのか考えるのも不毛な位、しかしひしひしと怖さが。
これやねん、ワテが小説に求めてるのは!
謎も解決していく、祓われるべきものは祓われる。
手段は色々あるけれど、最終的には心の強さなのか。

これで一件落着と思いきや、違う悲しみが。
え、そこ?
シリーズの最初に恐怖の存在と化した加奈江がまた郷内さんの心を支える存在になったの・・・かな。
深読み出来なくはないが。

「拝み屋怪談」シリーズ自体も一応完結、との事。
読んだらほんまに仕方ないとしか言えない。
拝み屋の仕事というのが体に負担掛けるものなんだろうし、作中でも相当呑んではったし。
「備忘録」の方みたいに少しずつ書かれたのが出たら読む人としては有難い。
10年に1回出る、てな感じでよいから読みたい。