社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

語彙力

ネットで語彙力が話題らしい。今朝えねっちけーでやってた。
ネットで出てくる語彙力云々って、文字通りの”語彙力”とは別で「素晴らし過ぎて自分の持つ言葉では表しきれない、ただでさえ乏しい語彙力を失ってしまうけどその素晴らしさを表現しよう」というエモーショナルな感情表現なんだと思ってたが、どうなん?
「壁ドン」だって最初に使われだした頃と今とで意味変わってるもんなー。
言葉は時代で変わる、今はそのスピードも速いのだろう。
・・・と思ったらやっぱり自分の解釈でよいらしい。

で、見てたら「ことば選び辞典が人気ですよ」という話だった。
「美しい日本語選び辞典」だったか、ちょーっと前にツイッターに流れてきてて、その時点で既に売り切れてたから今更感は否めない。
「美しい日本語選び辞典」「 感情ことば選び辞典」は欲しい。
実際使ってる人としてライターの人が登場していたが、ツイッターの内容に困って、辞典ひいて呟いたのが「つまり幸甚」。
彼ピと過ごした時間が超幸せ、と言いたかったらしい。
うーむ。
日本語勉強中の人がそれなら「気持ちは分かるけどちょっとカジュアルな言葉で良いと思うよ」だけど、ライター名乗る人がそれでいいのか。
新たな使い方ドヤァ!じゃなく(それもどうかと思うが)散散悩んで辞書ひいてそれか、と。
校正の人のチェック入るんでは、多分。
しかし画面でチラっと見えたツイート内容はそれ以前のような気がした。
どうでもいい、いやどうでもいい事を呟く場所なんだけどツイッターは。
超幸せ→辞典ひいて「幸甚」→もっと解りやすく違う日常の言葉にする、って考えたらいいのに。
そこまで考えないで素で呟くか。変にバズらせようとした方が滑るし。
どちらにしても、ご本人が問題だと思ってるのだとしたら、それは語彙力の有無、辞典の有無とは違う所に原因がありそうだ。
もしかしてライターはライターでも「10文字1円」とか「いかがでしょうか」ブログとかのライターなのかねぇ。

ことば選び辞典含めて本読め!漫画読め!文章たくさん読め!
読んでもダメな人間が此処に居るけど、まだまだ足りないんだ。

というような事をネチネチと考えている自分は、未だに語彙力を長町らへんに落っことしてきたような体たらくである。
もし”語彙力”が形を持ってるなら、しょっちゅう色んなとこに落っことして失ってるのかもしれない。再生もするが。